この記事を書いている時点でブログの連続投稿日数が200日を超えるほどのアウトプット中なのですが、そのきっかけの一つに『アウトプット大全』という書籍がありました。
『アウトプット大全』はその名の通りアウトプットにこだわった本でして、とりわけ一般的に勉強というとインプットが大切だと思いがちですが、この本の中でインプットとアウトプットの黄金比は3:7と知ったときは衝撃を受けました。
私はこの書籍を通じてアウトプット人間に様変わりしたのですが、この書籍を読むことで同じように気付きをえる方もいると思ったので、私が本書で気付きがあった箇所を紹介し、本書の魅力を伝えたいと思います。
こんな方におすすめ
- 成長したい思いが強い方
青字が『アウトプット大全』からのハイライト(引用文)です。
目次
アウトプットは運動性記憶であり、一度覚えるとその後忘れにくい
『アウトプット大全』
- 成長曲線は、アウトプットの量で決まる
- インプットとアウトプットの最大の違いを一言でいうと、アウトプットは「 運動」であるということ
- 「書く」「話す」といった運動神経を使った記憶は、「 運動性記憶」と呼ばれます。運動性記憶の特徴は、一度覚えるとその後はほとんど忘れることはないということです
アウトプットしたほうが、記憶の定着が良いというのは確かだと思います。
アウトプットとインプットの黄金比
『アウトプット大全』
- アウトプット比率でいうと、初心者は6割、熟練者は7割の時間をアウトプットに振りわけるのが、効果的な勉強・学びの方法といえるのです
- 多くの人は、「インプット過剰/アウトプット不足」に陥っており、それこそが「勉強しているのに成長しない」最大の原因ともいえます
- インプットとアウトプットの黄金比は、3対7。インプット時間の2倍近くをアウトプットに費やすよう意識しましょう
- どんなに貴重で素晴らしい体験をしたとしても、それはただのインプットなので、 時間とともにどんどん失われて、劣化して、曖昧になっていきます。それは、とても「もったいない」ことです
この比率は今では当たり前の知識になっていますが、多くの人が勉強というとインプット過剰と認知しているのではないかと思います。
自分自身に質問するのが大事
『アウトプット大全』
- 「自分自身に質問する」だけで、脳は圧倒的に活性化し、必要な情報を集めてくれる
- これから始まるセミナーで、「自分が何をいちばん学びたいか?」を自分に質問することで、その内容に注意が向くようになる
- この「選択的注意」を発動させるための事前単語登録が、「質問する」 ということです。 「選択的注意」を上手に活用することで、学びの効率をアップさせることができます
- 勉強を開始する前に、たった10秒、「何を学びたいか」自分に質問して、紙に書き出しましょう
本書では、自分自身に質問することを学びの効率アップを目的として記載しています。が、この方法は、それ以外のことにも応用できるテクニックで、日々の思考習慣の中心に添えたほうが良いものだと考えています。
「ブレインダンプ」であったり、「クエスチョンストリーミング」という方法としても知られています。
人に頼みごとをするコツ
『アウトプット大全』
- 「返報性の法則」 というものがあります。 人は親切にされた場合、「その親切をお返ししないといけない」という気持ちが湧き上がる 心理です
- 「ギブ&テイク」の精神ではなく、「ギブ&ギブ」の精神で接するコト
- 「見返り」を期待するほど、「見返り」は返ってこない
前職では、営業も兼務していましたが、基本的にギブ&ギブのスタイルでした。お陰でか、自分のチームの仕事に困るコトはあまりなかったです。
安請け合いをしていると捉えられるコトもあったけど、そこの線引きは個人的にはしてきたかな。
ザイオンス効果
『アウトプット大全』
- 心理学の法則「ザイオンス効果」 を知っていると、雑談は 内容より、回数のほうが重要 だとわかります
- 接触回数が増えるほど、人の好感度は高くなる。 これを「ザイオンス効果」(単純接触効果)といいます
前職の営業手法に取り入れられていて、顧客接点を増やせって言われていたのを思い出しました。下手な営業は、「見返り」を求めてしまって逆に引かれていたのを思い出しました。
仕事を断るほど仕事は増える
『アウトプット大全』
- 「仕事を断るほど、仕事は増える」という法則があり
- 「断る」ことによって、特にデメリットは生じません。断ってみればわかりますが、むしろ、「断る」ことでたくさんのメリットが得られるのです
- 断る場合は、「迷わず断る」ことが重要 です。「えー、そうですね……」と迷った素振りを見せると、「なんとか頼むよ」と付け入られてしまいます。迷うということは、「断る明確な理由がない」ということを非言語的に相手に伝えているのと同じです
現職で、これは実感しています。嫌な仕事は嫌って伝えるのが良いと思います。
脳の棚卸しをしないと仕事のスピードは落ちる
『アウトプット大全』
- 頭の中にある情報をすべて「書き出す」ことを、私は「脳の棚卸し」 と呼びます。自分の脳を100%のパフォーマンスで効率的に使うためには、この「脳の棚卸し」が必須です
- いうなれば、「脳のトレイに書類(情報)が入ってくる」のがインプットであり、「脳のトレイを空にする」ことがアウトプット です。 ですから、「脳のトレイを空にする」ことをどんどん進めることが、インプットとアウトプットのサイクルを回すことにつながります。 「脳の棚卸し」によって「空きトレイ」をつくることで、あなたの仕事のスピードはどんどん加速していきます。
- 人間の脳はパソコンでいうと、ハードディスクの量はものすごくあるのに、メモリの量は非常に乏しい。ですから、この少ないメモリを大切に使わないと、アウトプットの作業効率が、極めて低下してしまいます
アウトプットが大事であることの理由の一つです。脳内メモリを空けておかないとどんどん思考が鈍っていきます。
構成を決めてから書くと文章を書くスピードが速くなる
『アウトプット大全』
- 構成を決めて書くようにすると、私の実感値として、 文章を書くのが3~4倍以上速く なります。 「構成を決めないで文章を書く」ことは、「設計図を書かずに家を建てる」のと同じこと。文章を書く前には、必ず構成を決めてから書き始めましょう
これはブログ記事を書く時にも実感しますし、パワーポイントなどで資料を作る際にも言える事だと思います。
スマホでTO DOリストを書いてはいけない訳
『アウトプット大全』
- TO DOリストで絶対にやってはいけないのは、スマホのアプリを使ってTO DOリストを書くことです。スマホというのは、誘惑の塊です。仕事が一段落するごとにスマホの画面を見る。メッセージを見たり、ニュースを読んだり、TO DOリスト・アプリ以外のことに脱線してしまう危険性が高いの
- 一瞬で見られるようにしておかないと、集中力が途切れてしまいますので、TO DOリストを使う意味がないのです
あくまで、仕事のTO DOに限った話ですね。
話をする際のコツ
感想を話すコツ
『アウトプット大全』
- 「感想を話す」ときのコツは、「自分の意見」「自分の気付き」をひとつでいいので盛り込むこと
スピーチのときに使えるテクニックだと思います。自分の意見や気付きが無いと聞く価値がない気がします。
話はシンプルにするべき
『アウトプット大全』
- 「たくさん話せば理解してくれる」と思っている人が多いのですが、たくさんしゃべるほど、相手は混乱し、説明はわかりづらくなります。ですから、 話は短くシンプルに すべきです
感情のコントロール
悪口はストレスを産む
『アウトプット大全』
- 悪口をいうのは、「ストレス発散」を目的にしているのかもしれませんが、悪口をいうとストレスは増えることが明らかにされています
- 悪口や批判が多い人は、そうでない人に比べて、 認知症になる危険性が3倍も高い ことがわかったのです
ストレス発散に見えて、ストレスが増えているという悪循環なので、悪口は避けたいものです。
ポジティブな感情を持っている方が健康に良い
『アウトプット大全』
- イリノイ大学の研究では、感謝やポジティブ感情が多く、幸福感を持っている人は、そうでない人に比べて9.4年長生きすることが明らかになってい
- 感謝やポジティブな感情が多いと心臓血管系が安定し、免疫力も高まり長生きする……つまり、「感謝は健康にいい」 ことが明らかにされています
- さらに興味深いのは、エンドルフィンは、感謝したときと感謝されたときの両方で分泌されるといいます
感謝には、様々な科学的な根拠が示されています。
落書きは記憶力や創造力を高める
『アウトプット大全』
- 落書きが「思考する頭と、鉛筆を持つ手、さらに紙に書かれた落書きを見ている目の間の相互のやりとり」を活発にさせ、落書きが設計図の完成に役立つことを報告しています
- 落書きは決して悪いものではない。 記憶力や創造力を高めるものです
教科書の人物画は、落書き対象だったけどそういうのも含まれるのかな(笑)?絵を描くのが上手な人は仕事が出来るって法則はあると思います。
おわりに
今回紹介した部分は『アウトプット大全』の中のほんの一部にすぎません。紹介した内容に少しでも気づきがあったという方は、本書を手に取ってお読みいただくのをお勧めします!『アウトプット大全』のハイライト紹介(その2)へ続く。
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ご閲覧ありがとうございました。
ではでは(^^)/