2019年末からキングコング西野さんのオンラインサロンのメンバーになったのですが、最近、彼の考えにかなり影響を受けています。
西野さんの考え方は非常に面白く参考になるので、今さらながらですが、2017年に出版されたキングコング西野さんの『革命のファンファーレ』という本を読みまして。今回は、この本で得た気付きを自分の血肉にする為に、この本を読んだときに個人的に面白いなと感じた箇所と感想を紹介します。
青字が『革命のファンファーレ』からのハイライト(引用文)で、黒字が私の感想です。
目次
嘘は「感情」ではなく「環境」が作る
『革命のファンファーレ』からの引用
- 噓は「感情」でつくのではない。我々は「環境」によって噓をつかされる。
- 信用を勝ち取る為には、お婆ちゃんみたいなことを言うが、噓をつかないことが大切だ。 その為には 噓をつかなくても良い環境を作ることが大切
これは色んな状況で感じます。ネガティブな行為はその人をとりまく環境が作り出している気がします。
アンチは強力な広告塔になりうる
『革命のファンファーレ』からの引用
- 議論ほどコストパフォーマンスの良い宣伝は無いし、こちらはオセロで言うところの角を押さえているので、たくさん取らせるだけ取らせておいて、最後に一つだけ角に石を置けばいい。 感情に任せた下手なツッコミは僕がわざわざ手をくださなくても自然淘汰さ
- 後ろめたいことを1ミリもしていなければ、反対派のエネルギーほど使えるものはない。 アンチを手放してはいけない。
私も一度、Twitterで炎上したことがありました。誤植があったり、証跡が無い事で引かざる負えなかったけど、そういうのが無ければ良い広告になっていたかもしれません。
人の購買動機の多くは確認作業
『革命のファンファーレ』からの引用
- 絵本を買う決定権を持つお母さん方は、 そもそも十分にネタバレしている作品にしか反応していない。
- 入場料を払ったら中をお見せします商売をしていたら、モナリザやグランドキャニオンは、ここまでヒットしていなかった。 つまり、「人はけっこう冒険をしないものですよ」
- メガヒットした『君の名は。』を観に行くのも、「そこまでヒットする作品って、どんなの?」と、やはり確認作業だ。 行列ができるラーメン屋の行列に並ぶのも、やはり確認作業。 ヒットがヒットを生み、人が人を呼ぶ理由が、これ
昨今、本を発売する際に、note等での全文公開を経る手法が多くなりましたが、非常に有効な戦略だと思います。
人はお土産にはお金を出す
『革命のファンファーレ』からの引用
- 僕らは「作品」にはお金を出さないが、「思い出」にはお金を出すよう
- あらゆる職業が猛スピードでなくなっていく中、あれだけアナログな「おみやげ屋さん」が今日も元気なわけ
人は「作品」にはお金を出さないが、「思い出」にはお金を出すというのは、あまり皆が持ちえていない観点で面白かったです。
後悔の可能性を取り除くというアプローチ
『革命のファンファーレ』からの引用
- お客さんを動かす(モノを買わせる)には、《後悔の可能性》を取り除いてあげることが重要だ。
- 「ゴミ=¥100万」という値札を付け、「¥100万」の部分に赤ペンで斜線を入れ、「大特価! 本日限り100円!!」としてみたところ、すぐに売れた。その男性は「ネタ」を買ったのだ。 100円で会話の中心になれるコミュニケーションツールを買ったのだ。こんな感じで「ネタ」という価値を付けてあげれば、《後悔の可能性》を取り除くことができ、ゴミでも売ることができる。
客を動かすには、客の後悔の可能性をいかに取り除くかが重要という話は、あらゆる商売に通ずると感じました。
踏み出す勇気は要らない
『革命のファンファーレ』からの引用
- 行動することに、勇気は必要ない。
- 子供の頃に一人で乗れなかった電車に、今、あなたが一人で乗れるようになったのは、あなたが勇気を手に入れたからではない。 「電車の乗り方」という〝情報〟を手に入れたからだ。
- 説明できてしまう事柄に「勇気」は必要ない。
第三者から勇者と思われる人間も実は徹底的に情報を入手した人なのではないかと思いました。
成功者は皆、決定権を持っている
『革命のファンファーレ』からの引用
- 決定権は偉い人(出世をした人)だけが持つ特権だと思われているが、違う。 「決定権」は、覚悟だ。
- 一切の決定を自分ではない誰かに委ねた人間には、その覚悟相応の未来しか待っていない。
- 好きなようにやらせてもらえないことを立場のせいにしていないか? 売れない原因を環境や時代のせいにしていないか? 自分の不満を誰かが解消してくれることを待っていないか?
- 成功者は必ず決定権を持っている。
- 決定権は今この瞬間に持つことができる。 あとはキミの覚悟次第だ。
非常に背中を押される内容です。誰しもが「決定権」を持っているということ。
おわりに
今回紹介した箇所は、私が気付きを得た箇所の本の僅かな部分に留まっております。2017年に出版された少し古い本ではあるものの、そのエッセンスは廃れないものが多々含まれていると感じております。紹介した内容が面白いな!と思われた方は、是非『革命のファンファーレ』を手に取って読まれる事をお勧めします!
他にも自分の気付きが多かった書籍を紹介しております。私と価値観が近そうだと思われた方で、まだ読まれていない書籍があれば覗いていってみてください!
ご閲覧ありがとうございました。
ではでは(^^)/