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小林 祐也(ぷーさん)

未来志向と戦略思考が強みの30以上のプログラム言語を経験した外資コンサルタントSE

書籍紹介

「未来に先回りする思考法」のハイライト紹介ーその1

2020年4月10日

最近、ハイライト紹介というポリシー的にはグレーですが、"読者と著者が共に得をする(誰も損をしない)"というコンセプトの記事を実験中のぷーさんです。

今回は"30代未満のアジアを代表する30人"や、"日本を突破する100人"に選ばれたことのある佐藤航陽かつあきさんの『未来に先回りする思考法』という本のハイライトをご紹介します。

この本、2015年に出版されたのですが、その内容は普遍的であり、今読んでもとても刺激です。私が読書後にハイライトを引いた箇所は250にも上るのですが、それだけ為になる内容が含まれていたと思います。今回はその中でも10分の1のハイライトをご紹介して、こちらの本の魅力を伝えていきたいと思います。

「未来に先回りする思考法」のハイライト紹介(前半)

青字が『未来に先回りする思考法』からのハイライト(引用文)で、黒字が私の感想です。

テクノロジーの法則1:一つの発明が次々に他の発明を誘発する

  • 今、社会の変化のスピードは過去最も速くなり、そしてなお加速し続けています。テクノロジーには、「一つの発明が次々に他の発明を誘発し、結果として変化のスピードが雪だるま式に加速していく」という性質があるためです。 コンピュータの発明がインターネットを生み、インターネットがスマホを生み、ウェアラブルデバイスを生み、人工知能を発達させました。そして、その間隔は、必然的にどんどん短くなってきています

→変化のスピードが加速していくVUCAの時代は、テクノロジーの進展法則を考えると当然の結果なのかなと思いました。

テクノロジーの法則2:掌からはじまり、宇宙へ広がっていく

  • テクノロジーは「人間を拡張するものであること」。そして、「いずれ人間を教育しはじめること」。最後に「 掌 からはじまり、宇宙へと広がっていくこと」
  • すべてのテクノロジーは、何らかの形で人間の持つ機能を拡張してきました。 斧や弓が、手の持つ機能をそのまま拡張したものだというのはイメージしやすいでしょう。 文字や書籍は、かつて個体の脳内で完結していた情報を物体に記録し、他の個体にも共有可能にしたという意味では、人類の頭脳の拡張だといえます。テクノロジーは常に、人間の能力を拡張し、一個体だけではできないことを実現可能にしてきました。テクノロジーの規模が大きくなり、そのメカニズムが複雑になるにつれ、何を拡張しているのかは実感しづらくなりますが、その本質は変わりません
  • 蒸気や電力といったテクノロジーが現実世界における「動力革命」だとすれば、コンピュータは脳内における「知性革命」ということができるでしょう
  • 新しいテクノロジーが社会に普及してしばらく経つと、今度は人間がそのテクノロジーに合わせて生活スタイルを適応させていくようになります。この状況はまるでテクノロジーが人間を教育しているかのようです
  • テクノロジーは一定の順番を経て、物理的に遠くへと浸透し、浸透すればするほど日常の風景となり、その存在感を消していきます
  • エントロピー増大の法則に 則って、人間の拡張であるテクノロジーは、時間の経過とともに多方向に増殖していきます。電気と同様、インターネットも家、オフィス、道路、空へと拡大していきます。そして、最後に行き着く先は宇宙です

→テクノロジー普及の法則は、電気やインターネットを思い浮かべると実現していることがわかります。最近で始めたBlockChainやIoT、AI、RPA、音声認識、自然言語生成、ブレインテックなど様々なテクノロジーは日常の風景にかわっていくのだと思います。これらのテクノロジーがさらに変化を加速させていくことになるというわけです。2045年に人工知能が人間の脳を超えるという特異点のシンギュラリティ―が起こると言われていますが、もっと早く起こる可能性もあるのではないかと、思います。

社会のメカニズムを検証する上で最もシビアなツールはビジネス

  • 社会のメカニズムはどうなっているのか? 私は、それらを最もリアルタイムにフィードバックを受けつつ検証できるのは、学会の中ではなく、ビジネスの世界だと思っています。 自分の考える世の中のメカニズムに対する仮説が正しければすぐ数字に反映され、間違っていれば企業として衰退し、滅びます。ビジネスは、自らの社会のパターンに対する考察を検証する上で最もシビアなツールです

→こうやってビジネスで検証を重ねるという行為は、本当にシビアだと思います。ですが、やっているとすごく楽しいと思うので、自分もこういうステージに立ちたいと思います。

ダーウィンの進化論モデルのリーンスタートアップ戦略でさえ通用しない時代

  •  「計画どおりに実行すればうまくいく」というのが、インターネット誕生以前のルール
  • 最近「リーンスタートアップ」という考え方が流行しました。リーンスタートアップにおいては、そもそも最初から計画することを放棄します。計画を作成しても、変化が早すぎてまったく役に立たないからです。それならばいっそのこと「未来は予測できる」という前提を捨て、変化が起きた瞬間に即座に対応し、修正を重ね、変化していけばいいというのがリーンスタートアップの概要です。まさに「強者ではなく、変化に対応できた者だけが生き残る」というダーウィンの進化論をそのままビジネスに当てはめたかのようなスタンスです
  • どれだけスピーディに変化に対応して仮説検証を繰り返しても、競争が激しくなりすぎてしまえば、十分な収益を上げることはできません。   未来が予測しづらいから、予測を放棄し、変化にすかさず対応する。一見理にかなったこの戦略は、もはや戦略として意味をなしません。変化を見抜くことが難しい時代だからこそ、社会全体のパターンを見抜き、的確に未来を予測し、先回りできた企業と個人が最終的には勝利を収めます。 ダーウィンの言葉を借りるならば、まさに、現代は「変化に『先回り』した者のみが生き残ることができる」時代だといえるでしょう

→この本を読むまで、リーンスタートアップを知りませんでした。それを知ってすごいなと思った矢先に、既にオワコンになりかけていると知り、情勢の早さに圧倒されました。ちなみに、これ2015年の話ですからね。今はどうなんだろうか。

IoTの先の話

  • ここから確実に到来が予想されるのが、あらゆる物体に「知性」が宿る世界です。これは、モノのインターネット化のさらにもう一段階先の話
  • こうしてネットにつながって情報を送受信するセンサーにすぎなかった物体は、自律的に学習して行動する、知性を持ったコンピュータに変化していくでしょ
  • 人間の「五感」を拡張したものが、人間の身体の周辺(スマホ)からはじまり、今後は室内(スマートホーム)を飛び出て生活のあらゆるところに埋め込まれていくことになります。

→AIや、エッジコンピューティングや、IoE(Internet of Everything)といったテクノロジーが普及して組み合わさると、こういう話になってくると思います。さらに無線充電や5Gが組み合わさってくると、こんなもんじゃないかもしれないです。

社員という仕組みが解体される未来

  • ネットを通じてできる仕事で、成果にさえコミットできるなら、定められた時間に出勤することは義務ではないのです。その人にしかできない仕事があれば、企業に所属しなくてもいくらでも仕事は降ってきます。「社員」というのもまた、テクノロジーにより解体されうる、過渡期のシステムにすぎません

→私が個人の情報発信をしている理由の一つです。大企業での管理職経験や処世術なんてまるで役に立たなくなります。

選挙の投票率の低さを嘆くこと自体が思考停止

  • エストニアでは、大統領選挙をスマホから投票できるようにし、国家運営を大幅に効率化しています。選挙にかかるコストを削減できればその予算を他に回すことができますから、国の競争力を高めることにつながります。シンガポールも、政府が積極的に投資事業を行い、資源と領土の少なさを補ってアジアでは高い経済成長率を維持しています
  • 環境や条件が変われば、問題解決のための手段も変わります。既存のプロセスを通さなくても従来の政治の目的は達成可能な時代になりつつある時代に「投票率を上げよう!」と叫び、他の選択肢を検討しないのは、ある種の思考停止とさえいえるでしょう
  • 今考えるべきは投票率を上げる方法ではなく、時代に合致しなくなったシステムに代わる新しい仕組みの方でしょう

まとめ

『未来に先回りする思考法』についてご紹介してきましたが、如何でしたでしょうか?

著者の佐藤航陽かつあきさんは私より4つも年下なのですが、ここまで考えを練り込んでいるのがすごいと思い、本を読んだ当初はなんだか悔しくもなりました。自分も負けてられない!という気概を持たせられました。

関連

この方『お金2.0』という本も出版されています。こちらも面白い書籍あのでお勧めです。

お金2.0のハイライト紹介(その1)

といったところで、今回はここまでです。

ご閲覧ありがとうございました。
ではでは(^^)/

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