書籍紹介

お金2.0のハイライト紹介(その1)

最近、ハイライト紹介というポリシー的にはグレーですが、"読者と著者が共に得をする(誰も損をしない)"というコンセプトの記事を実験中のぷーさんです。

今回は"30代未満のアジアを代表する30人"や、"日本を突破する100人"に選ばれたことのある佐藤航陽かつあきさんの『お金2.0』という本のハイライトをご紹介します。

この本は経済圏が民衆化されるという内容がすごく新鮮で、読んだ当初は感動したのを覚えています。私が読書後にハイライトを引いた箇所は170箇所に上りました。それだけ気づきが多かったのだと思います。今回はその中でも10分の1のハイライトをご紹介して、こちらの本の魅力を伝えていきたいと思います。

「お金2.0」のハイライト紹介

青字が『お金2.0』からのハイライト(引用文)で、黒字が私の感想や見解です。

2.0は既存社会の常識とは違う枠組み

  • 近代に作られた金融の枠組み自体を無視して、全くのゼロベースから再構築するタイプのものです。 本書のタイトルである「お金2・0」もここから取っています。2・0のサービスは概念そのものを作り出そうとするものが多いので、既存の金融の知識が豊富な人ほど理解に苦しみます。通貨、決済、投資、融資などすでにある枠組みに当てはめて判断することが非常に難しいため、 そのサービスや概念を見た時にそれが何なのかを一言で表現することができません
  • 2・0は抜本的にこれまでの社会基盤を作り変えてしまうポテンシャルがあります。ただ、 2・0はあまりにも既存社会の常識とは違うので今の経済のメインストリームにいる人たちにとっては懐疑や不安の対象になりやすいといった特徴もあります。そして、それこそが全く新しいパラダイムであることの証でもあります
  • 仮想通貨と法定通貨は全く違う仕組みで動いています。なので、法定通貨の定義や類推をもとに語る意味はありません。それは球技でルールの異なる野球とサッカーを比べるような話で、サッカーはルールが違うから野球ではないということと同じぐらい無意味です
  • 新しいものが出てきた時に、それに似た業界の前提知識があると、その知識に当てはめて新しいものを見てしまう傾向があります。しかし、それは危険です。 仮想通貨も既存の金融業界の人ほど理解に苦しみ、全く前提知識のない若者や一般の人のほうが自然に受け入れて使いこなしていいます

→既存の知識がある人ほど、理解がしづらい仕組みである。

中央銀行の通貨発行は100年程度の歴史しかない

  • お金ができた理由は「価値」という漠然としたものをうまくやりとりするためであり、 お金には価値の保存・尺度・交換の役割があると言われています
  • 現在世界最古のお金は紀元前1600年ぐらいの貝殻とされています。 お金は資本主義が発達するずっと前から人間のそばにあったことがわかります
  • 中央銀行が通貨を発行し、国が経済をコントロールするのが標準になってまだ100年程度と考えると、 最近出てきた仮想通貨やブロックチェーンなどの新しい仕組みが100年後に標準になっていたとしても、それほどおかしな話ではないかもしれません

脳の仕組みと経済の仕組みは似通っている

  • 私たち人間の脳内の快楽を司る「報酬系」と言われる神経回路にありました。  個人的には、お金や経済といった社会学的な分野が、人間の脳という生物学的な分野に繫がっていたことには衝撃を覚えました
  • 「灯台下暗し」とはよく言ったもので、経済という大きなシステムを知るには、自分たちの脳みその仕組みを知るのが近道でした
  • 私たち人間や動物の脳は、欲望が満たされた時に「報酬系」または「報酬回路」と言われる神経系が活性化して、ドーパミンなどの快楽物質を分泌します。 この報酬系は、食欲・睡眠欲・性欲などの生理的欲求が満たされた場合はもちろん、他人に褒められたり、愛されたりなどの社会的な欲求が満たされた時にも活性化して快楽物質を分泌します
  • この快楽物質という「ご褒美」なしに、人間は何かに繰り返し打ち込んだりすることはできません

自然の構造に近いルール程社会に普及し易い

  • 興味深いのは、入れ子のような構造が続いていることです。  自然の中に社会があり、社会の中に企業があり、企業の中に部署があり、部署の中に人間がいて、人間の中に器官があり、器官の中に細胞があるといった風に。  どのスケールでのぞいても同じ構造が続いているようで、まるでロシア民芸のマトリョーシカ人形のようです。雪の結晶が、顕微鏡で見ていくと延々と似た構造の繰り返しが浮かび上がってくることに似ています(フラクタルと言います)
  • それは「自然の構造に近いルールほど社会に普及しやすく、かけ離れた仕組みほど悲劇を生みやすい」 という視点
  • 歴史の大惨事を引き起こした思想の多くは自然の構造とはかけ離れています。 現在機能している社会システムは過去の人たちが何千年もかけて試行錯誤を繰り返した結果であり、私たちは今も手探りで「自然の輪郭」を明らかにする過程にあるのかもしれません

仲介人が邪魔者になる時代

  • この状況がさらに進むと、オンライン上で人と情報とものが「直接」かつ「常に」繫がっている状態が実現します。 そうすると中央に代理人がハブとして介在する必然性はなくなり、全体がバラバラに分散したネットワーク型の社会に変わっていきます。  この状況では、情報の非対称性は消えつつあるので、間に入っている仲介者には価値はありません。むしろ情報の流れをせき止めようとする邪魔者になってしまいます
  • 分散化が進んでいくと情報やものの仲介だけでは価値を発揮できず、独自に価値を発揮する経済システムそのものを作ることができる存在が大きな力を持つようになっていきます

経済そのものの民主化が起きちている

  • テクノロジーによって経済は「作る」対象に変わった
  • 今目の前で起きているのは「経済そのものの民主化」なのです
  • お金そのものには価値がなくなっていき、むしろどのように経済圏を作って回していくかというノウハウこそが重要な時代に変わっていくと考えています

→この本で一番の気づきでした。トークンエコノミーは経済自身を民衆化してしまうのです。

まとめ

「お金2.0」のハイライトをご紹介しましたが、如何でしたでしょうか?興味が芽生えた方、読んで損する本ではないことは保証しますので、ぜひ手に取ってみましょう!

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といったところで、今回はここまでです。

ご閲覧ありがとうございました。
ではでは(^^)/

  • この記事を書いた人
puusenkou

小林 祐也(ぷーさん)

ヘルスケアスマートホームをはじめとするライフハック発信し、常識の新陳代謝を促しています!

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