先延ばし癖が原因で、チャレンジする度に失敗して、自分に嫌悪感をもったり、自信を喪失しているから、先延ばし癖を直したい!そんな思いを実現する為の実践的なノウハウが格納されている『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』を前回に引き続きご紹介!
"小さな成功の体験を積み上げる"、"失敗を計算に入れる"、"疲労を避ける"などのノウハウがあって参考になりました。
こんな方におすすめ
- 先延ばしが理由で自分に嫌悪感を抱いている方
- 先延ばしが理由で自信を喪失している方
青字が『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』からのハイライト(引用文)です。本稿で扱う画像はこちらの書籍が出典です。
目次
自己イメージを持つことが大事
『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』からの引用
- 自己イメージは、イメージどおりの悪い結果を招く。失敗を予想すると、失敗の確率が高まるのである。どうせ失敗すると思っている人は、本腰を入れて努力しないからだ。成功するためには、適度の楽観主義をもつことによりモチベーションを高める必要がある
どうせ失敗するという思いを変えないと、失敗してしまいます。これは、この書籍には無いノウハウですが、無意識を手懐ける必要があります。
小さな成功の体験を積み上げる
『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』からの引用
- 成功の体験があれば、人間は将来にわたり精神を前向きに保てる。「私にはできた!」という記憶が「私にはできる!」という気持ちを呼び起こす
- コツは、取り組みやすい課題から始めて、少しずつ順を追って進歩していくようにする
- 一歩一歩は小さな前進にすぎないとしても、それを積み重ねれば、いつかは進歩を成し遂げられる。ゴールに向けてささやかでも前進したと感じられれば、自信になる。成功は成功の親なので
- 大きな勝利を手にするための道は、一キロずつではなく、一メートルずつ歩まなくてはならない。小さな勝利を遂げ、足場を固めて、また次の小さな勝利を遂げることを繰り返すのだ
- 将来の大目標を達成するためには、当座のモチベーションを高めてくれる小目標をいくつも設定し、それを順々に達成していく仕組みをつくる必要がある。この連鎖をどこかで断ち切ると、モチベーションが漂流し
小さな成功体験を積上げて自信を、自己効力感を持つことが大事だと思います。
自分が成功できると信じてくれる人たちと付き合う
『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』からの引用
- 自分が成功できると信じていて、さらに、あなたが成功できると信じてくれる人たちとつき合おう。そういう人たちに囲まれて過ごせば、あなたも自分が成功できると信じられるようになるだろ
- 理想的なプレーを頭の中で詳細に再現すると、脳のミラーニューロンという神経細胞が活性化されて、プレーを実際に成功させた場合と同じくらいくっきりと、そのプレーが脳に刻み込まれる。ビジュアル化は、「脳内コントラスティング(対比)法」という手法の一環として実践すれば、先延ばしを克服する役にも
自分が成功出来ると信じてくれる人と付き合う為には、そのイメージを明確に描くことも大事だと思います。その為にはうまくSNSを活用するといいかなと考えてます。
失敗を計算に入れる
『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』からの引用
- 原則を先延ばし対策に当てはめると、二つのテクニックを引き出せる。一つは「失敗を計算に入れる」というもの、もう一つは「先延ばし癖を自覚する」というもの
- 簡単に先延ばしを完全に克服できると自分に言い聞かせるのではなく、先延ばし癖を和らげることをまず目標にしたほうがいい。先延ばしを金輪際しないことを目標にするより、これまでより少しだけ早く課題に取りかかることを目指し、早めに課題に着手するケースを増やすことを心がけたほうがうまくいく
- 生活態度を大幅に、あるいは短期間に、あるいは容易に転換できるという過剰な自信をいだくと、成功の確率が下がる。現実離れした期待をいだいている人は、ささやかな成果を正当に評価しないからだ
- 人生は、いつも思うとおりに運ぶとは限らない。完璧を求めるのではなく、困難にぶつかったり、後退したりすることを予測しておくべきだ。そうすれば、壁にぶち当たっても、簡単に道をはずれずにすむ
完璧な成功を目指すのではなく、緩和を目指していくことが大事ということです。
疲労を避ける
『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』からの引用
- 疲労は先延ばしを生む最大の原因だ。あなたのエネルギー貯蔵庫の容量に限りがあることを忘れてはいけない。幸い、貯蔵庫のエネルギーは補充できる。重要なのは、積極的にエネルギーを補充し、それを賢く使うこと
- 精神的なエネルギーが無尽蔵でないという事実を認めたほうがいい。私たちのスタミナに限界があるように、モチベーションにも限界がある
- 避けるべきなのは、意志のエネルギーを完全に使い果たすことだ。エネルギーが減ると、衝動に流されやすくなる。ダイエット中の人は、おなかを空かせないほうがいい。
疲労をしていると衝動に流されやすくなるって言うのはあると思います。私も20代のころは仕事が忙しくて、その帰りにドカ食いするような習慣をもってしまったことがあります。
ご褒美を上げる
『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』からの引用
- 私たちが先延ばしに陥る理由の一つは、課題をやり遂げたあとに自分にご褒美を与えないことにある
- 多くの場合、仕事をやり遂げてご褒美を手にしたときの喜びの感情は、仕事に取り組んでいるときにもさかのぼって投影される。その結果、仕事自体が楽しくなる
- 自分を課題に向かわせるための「賄賂」として、なんらかのお楽しみを課題と抱き合わせればいい
勉強をするなど、嫌いなことをする為には、好きなことでサンドイッチすると、自分が嫌いなことを好きと錯覚するというテクニックがありますが、それに近いものかなと思いました。
目指すべきゴールを思い出せるものを用意する
『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』からの引用
- 誰しも誘惑から永遠に目をそらし続けることはできない。ミシェルの実験でも明らかなように、子どもが楽しみを我慢する能力を伸ばすことは可能だが、我慢できる時間が無限に延びるわけではない。それでも、いくらか時間を稼ぐだけで十分な場合もある
- 目指すべきゴールを思い出させてくれるキューを用意しよう。モチベーションを高めるための一般的なキャッチフレーズが載ったポスターを張るのではなく、あなたの性格や状況にぴったり合ったキューを用意する
- やるべき課題をリストアップして書き出すだけでも、かなりの効果がある。コンピュータの画面の端にそのリストを張ると、とくに有効 だ。こうしたキューには、ゴールに向けて集中力を高める効果がある
- いちばん有効なのは、仕事をする場所そのものをキューにすることだ。その場所に着席すると、自動的に集中力が高まるようにすればいい。この戦略を実践するためには、その場所を仕事専用のスペースにしなくてはならない
- ほぼどのような行動でも、その行動を取るという意図を言葉にすれば、実際に行動する確率が二倍近くに高まる
その行動をとる意図を口にすると行動確率が二倍高まると言うのは使えるテクニックだと思いました。
まず始めるコト
『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』からの引用
- 結果を出すコツは、まず始めることだ。そして始めるためのコツは、複雑で巨大な課題を細かい課題に切りわけて、手に負えるようにし、最初の断片に取りかかること
- ビクトリア朝時代のもう一つの素晴らしい格言としてあげている言葉も参考になる。「なんらかの決意をしたのであれば、それを実行できる最初の機会を逃してはならない
これもよく言われる事ですが、現実を変えられない人は、始める一歩が踏み出せなかったりします。小さな一歩を踏み出すのが大事だと思います。
習慣化すること
『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』からの引用
- 習慣化した行動は継続しやすく、どんなに疲れていても実行できるという利点がある。つまり、意図的に行動を習慣化すれば、意志の力が弱まっていたり、誘惑に囲まれていたりするときにも、長期のゴールに向けて歩み続け
何かを実現したい場合に、習慣化は本当に大事だと思います。
おわりに
自分の先延ばし癖を直したい、あるいは大事な誰かの先延ばし癖を直させたいというあなたに、本書はオススメです。この記事で確かにと、気づきがあったという方は、手に取ってお読みいただくのをお勧めします!
他にも自分に気付きのあった書籍を色々と紹介しております。どれも刺激的な内容でお勧めなので、気がむいたら観ていってください!
ご閲覧ありがとうございました。
ではでは(^^)/