イノベーション テクノロジー 考えた

農業xテクノロジー(アグリテック)について考えた

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AI、IoT、ブロックチェーンなどのテクノロジーの発展が、農業の在り方を変えつつあります。
AgricultureとTechnologyの組合わせでアグリテックという表現をされるこれらのテクノロジーで農業の少し未来の姿を考えてみました。

農業経験に基づく属人的な知見・作業がテクノロジーで代替される

データドリブン農業

昨今、ベテラン農家ばりに作業に必要な知見を提供してくれるシステムが現れてきています。
これらのテクノロジーを使う事で、農作物の品質を向上させ、作業コストを下げることが出来るようになっていくでしょう。

ベテラン農家ばりの判断を示唆してくれるAI(Bowery Farming)
屋内農場で収集される膨大なデータをもとに、それぞれの作物にどのくらい水やりすべきか、必要な光の強さはどのくらいか、いつ収穫すべきかといった内容を判断してくれる。作物をより効果的に育てる方法をつねに学習しており、ベテラン農家の勘より優れているとのこと。

ドローンx画像解析による適所作業判定(Hummingbird)
5k四方を1時間で自律飛行し、空中撮影するドローン。
撮影画像の解析で、水や肥料、種まきなどの適切な場所を判定してくれる。
定価は2万ドル(農業用ならディスカウント有りらしい)と高額なので、周囲の農家とのシェアリングが肝かな。

環境変化に対応する為にもテクノロジーが不可欠

気象異常が加速を続ける現代に対応する為には、育てる作物自身を変えていく必要があります。
温暖化現象が続いていくと、今まで育てていた作物の適切環境は北上していきます。
自分が所持している土地も環境の変化に応じて、育てる作物自身を変えいかないと、収穫高や売上高の維持はできないでしょう
個人の属人化したノウハウではこの変化についていくのは難しく、テクノロジーを頼る局面と言えます。

アグリテックは農作物とブランドを育てる

アグリテックでは、そのデータを管理することで、農作物だけでなくそのブランドも育てる時代となります。

各種証明のタグ付け

地質の正確な測定(AgVeritas)
センサーやその他のテクノロジーを投入することで、地質の正確な測定が行えるようにしたソフトウェアが出回っています。
土地の性質の違いが、作物の生育にどのような影響をもたらしているかを明確に知る手段を与えてくれるそうです。
地質と作物の情報を吸い上げ、商品情報に含められれば大きなブランドになります。

ブロックチェーンによる改竄防止という品質向上

中国のアリババがサプライチェーンの流れをブロックチェーンで改竄なくとらまえようという取り組みをしております。

アリババ、ブロックチェーンを使って偽装食品を特定へ——試験プログラムを開始
この仕組み上を流通した商品にはQRコードが付与され、生産、加工、配送、保管といった過程を商品の情報としてとらえられるようになります。ブロックチェーンは改竄が出来ない性質をもつ為、偽造や不正が防止されていることの証明になります。
この仕組みが出来あがると、そうでないサプライチェーンの商品は相対的に品質が下がると思います。
近い将来農作物の出荷工程をブロックチェーンで取引することは最低限の品質ラインになるでしょう。

売買チャネルの多様化(JA、スーパーの仲介が不要になる)

インターネットの普及と大量のデータが取り扱えるようになることで、仲介業者なく直接商品の授受をすることが手段がうまれてきています。個々の裁量で、メルカリやSTORE.jp、Amazon、Oisixなど色々なメディアで農作物を売る事が出来ますが、こうしたチャネルを使う事で、JAで薄利多売をする必要や、売れ残りの引き取りみたいな後ろ向きな業務も少なくなりますし、売買益の25%を摂取されてまでスーパーで作物を売る必要性も減ります

誰でも簡単にネットショップを作成できる「STORES.jp」
最短2分でオンラインストアが造れるサービス!ブランド力をいかにして付けるかはSNSが勝負か?

値段は高いけど、おいしくて安心。Oisix
オイシックスは全国選りすぐりのおいしい野菜をつくる生産者1,000名と契約している。
「みつトマト」や「トロなす」など今まで出会ったことがないようなおいしい野菜と出会うことができるという。

ここでの売買チャネルで生業を立てる為に重要なのは、上述のテクノロジーによって農作物に対して付されるブランドです。
農作物に対してブランドが付与されれば、高額チャネルでの取引も出来る事になりますし、ミシュランのレストランとの直接取引みたいなことも可能になるかもしれません
今はプラットフォームが整っていませんが、農作物の提示に対してマッチングが出来るプラットフォームも必ず出てくるはずです。そういったプラットフォームが仲介業者に成り代わるでしょう。今はこういったプラットフォームの黎明期で利用料が高額であったり、シェアの低いプラットフォームしかありません。しかし、そのうち無料のインフラとして提供されるようになるはずです。GAFA(Google Amazon Facebook Apple)のやり口にあるように、プラットフォームは無償としてシェアを伸ばすことで得られる影響力のが大きな利益が得られるからです。プラットフォーム自身で利用料をせしめるサービスは衰退していくはずなので、見極めが重要です。

まとめ

アグリテックの見解を要約しまっす!

  • 農業における属人的な知見・作業はテクノロジーが代替するようになる
  • そのテクノロジー自身が、農作物だけでなくブランドも育ててくれるようになる
  • 育てたブランドと流通テクノロジーが販売チャネルを押し広げる

以上、(^_^)/

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