最新テクノロジー

VR・ARの最新事例から学ぶVR・ARの活用方法

2019年9月5日

VR・AR技術が流行ってきているので、この流れにあやかって何か面白いサービスを作り出したい!そう思いはするけど、実際にどういったサービスが作りうるかがわからない。

そんな方に向けて、本稿では最近のVRやARを用いた事例と、この事例から学ぶVRやARの技術の活用ポイントをご紹介します。この記事を読めば、最新のVR・AR事情に詳しくなれ、アイデア出しが出来るようになりますよ!

常識の新陳代謝ポイント

旧常識

・VRやARはなんだか面白いけど使い方がわからないテクノロジー

新常識

・VRは「したいけど、出来ない」を解決するテクノロジー
・ARは「在ったら便利な情報」を視覚化するテクノロジー

こんな方におすすめ

  • VR・AR事情に興味がある方
  • VR・ARで面白い仕組みを創りたい方

目次

VR技術の最新事例

VR技術が活きるポイントは「したいけど、出来ない」で、もっと詳細に言うと「行きたいけど、行けない」場所を観ることにあります。そういったポイントでVRの最新事例を見ていきましょう。

ワクチン製造の無菌操作トレーニング

ワクチン製造の現場には、中々行きたくても行けません。そこでVR技術が活きるというわけですね。

病室にいながら“外出を疑似体験”

病室にいる患者は外出をしたいもの。VR技術とマッチした需要だと思います。ちょっといけてないのは、VRのコンテンツが人力に頼るところ。各地のローカルガイドを頼るようなコンセプトにするともっと良いと思いました。

味のVRコンテンツ登場 フローズンが「いちご」「レモン」味などに変化 嗅覚デバイスを活用

5感を拡張出来るとVRの体験がより強化されます。

あの人に抱きしめられる体験をもう一度、「ハグ」再現スーツが誕生

こちらは触覚をブレンドしたVR体験です。これまでの視聴技術の進展にはエロが大きく関わっていますが、VR技術もエロが進展させるというのは想像するに難しくないところですね。

VRが「人と人のつながり」を強化する

コミュ障の人によさそうな事例です。

サンダンス映画祭で見えた、「VRの先」にある新しい映像表現のかたち

映画の世界でも、拡張現実や複合現実技術を駆使した作品が数多く登場してきているそうです。

演劇や音楽と融合、VRも

プラネタリウム+演劇+音楽だそうです。有楽町にあるそうなので都内にお住まいの方はアクセスし易そうです。

映像で3Dモデルを自動生成、エヌビディアが学会発表した驚きの新技術

ゲームや動画コンテンツの作成工数が大分減りそうな技術です。

絵本の世界が部屋に広がる 注目VR企業がARアプリ配信

こういうコンテンツで育つ子供はどういう感性が育つのかな?と疑問に思いました。

想像力は弱まるのか強まるのか?少なくともARという表現方法があることを知って育つから、AR表現を当たり前として使いこなすようになると思います。

VR活用でヘリコプターの開発期間が10分の1に短縮 半年で完成

製品開発・設計へのVRの適用が、劇的な効果をあげています。テクノロジーを活用しない企業は、竹槍で鉄砲に挑む構図になっていくかもしれません。

VRで断頭台に……刃が落とされた瞬間ユーザーに起きた“異変”

没入感がやばそうです。臨死体験で人生感が大きく変わる人が居るというけど、これはそれを発現させる安全な?手段になるかもしれないと思いました。

VR技術の活用方法

繰り返しになりますが、VR技術が活きるポイントは「したいけど、出来ない」です。

これを5W1Hなどで具体化して横展開として要素分解してみると、VRでの活用シーンのエッセンスが見えてきます。

VR活用ポイント

  • WHAT:体験したいけど、体験出来ないコト
  • WHERE:行きたいけど、行けない場所
  • WHEN:体験したいけど、体験できない時間
  • WHO:成りたいけど、成れない人
  • WHOM:会いたいけど、会えない人
  • HOW:やりたいけど、やり方がわからないコト

この公式を基にすれば、色々なVR技術の活用アイデアが捻出できます。

VR技術の活用アイデア

  • WHAT:5感体験(特に嗅覚と味覚が熱い)
  • WHERE:火山体験とか宇宙体験とか
  • WHEN:臨死体験
  • WHO:過去の偉人の体験
  • WHOM:故人との面会体験(AIとの組み合わせ)
  • HOW:伝統工芸家・武術化の体感体験

ARの最新事例

VRと似ていてごっちゃになりそうなAR技術ですが、そのポイントは「在ったら便利な情報の視覚化」です。この観点で最新のAR事例を観ていきましょう。

中国・アリババの「デジタル百貨店」に行って驚いた、そのヤバい実力

中国・アリババの「デジタル百貨店」の化粧品売場では、「ARミラー」で装身体験ができ、実際に化粧をせずに、肌なじみを確認できるそうです。

泳ぎながらタイムが見える AR水泳ゴーグルが登場

個人的には199ドル(約22,000円)は高いって感じましたが、長らくリアルタイム情報を欲してた方にとっては待望の品なんでしょう。スカウターみたいに左右非対称だから、フォーム崩れが気になりました。

Amazon、日本でも「ARビュー」提供開始 家具・家電を3D実寸表示

まだ1000品目位しか対象商品ないようですが、ECが便利になりますね。「不二貿易 オレンジファブリック」で検索すると対象商品が見つかります。
ARで椅子を設置しようと思いましたが、棚とか机の上に勝手に乗っちゃって、うまく設置出来ませんでした。まだブラッシュアップが必要そうです。

話した言葉をスマホ画面に3D表示するアプリ

ジョジョのスタンドのエコーズごっこ遊びが出来て楽しそうなアプリです。音声認識の正しさとUIの便利さがポイントになりそうですね。

“波動”を打ち合う対戦型ARスポーツ「HADO」運営が7.2億円を調達、プロリーグ立ち上げ目指す

動画必見!内なる中二病が目覚めます。シールドかっけー、波動にもビームみたいなのとボールみたいなのと種類があって、その辺りはくにおくんのドッジボールを思い出しました。

超能力や気功の発現にはイメージ力が要と聞きますが、これをプレイしてそういう能力が目覚めちゃう子供も出てくるかもですw

宇宙船の組み立てにARヘッドセット導入、現実になった「未来の工場」

宇宙船の組立という複雑な作業内容をハンズフリーで対応出来るのすごいなと思いました。

色んな工業で横展開が出来そうな技術です。組み立てが難しいIKEAの家具とか全部ARの設計図書つけるといいなと思いましたw

熱気あふれる競技会場に、5GとARでリアルタイム情報を映し出す

観戦するときにゴーグルを付けないといけないですが、自分の視点で視聴が出来、さらにデジタル情報をアドオンして見れるというコトで、面白いコンテンツが出来そうです。

AR技術の活用方法

AR技術のポイントを繰り返すと「在ったら便利な情報の視覚化」です。VRと同様に「在ったら便利」も5W1Hなどで要素を分解してみる事で、AR活用のアイデアを産み出しやすくなります。

活用アイデア

  • WHERE:どこに向かえば良いか?どこに居るか?どこに設置すれば良いか?
  • WHEN:現在時間、タイムリミット
  • WHO:誰の行動を知りたいか
  • WHOM:どんな人に似せたいか、誰に会いたいか
  • HOW:どのように製造すれば良いか?どのように動作すれば良いか?

まとめ

VR・ARが流行ってきていて、乗っかりたいけど、その活用ポイントがわからないという方に向けて書いてきましたが、ポイントをおさらいします。

まとめメモ

  • VRは「したいけど、出来ない」モノを仮想体験するコトが活用のエッセンスである
  • 「したいけど、出来ない」は5W1Hで分解すると活用方法のアイデアが沸きやすくなる
  • ARは「在ったら便利な情報の視覚化」が活用のエッセンスである
  • ARも5W1Hなどで分解すると活用方法のアイデアが沸きやすくなる

もしもVR・ARを活用したいという方がいたら、こちらを参考にアイデア出しをしてみてください!

他にも最新の技術に関する情報や、考察を紹介しておりますので、気になった方は観ていってください!

ご閲覧ありがとうございました。
ではでは(^^)/

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