ヘルスケア

水を1日に2~3ℓ飲むは誤った健康法

2021年7月30日

あなたは、1日2ℓ~3ℓの水を飲むと健康に良いと聞いたことがありますか?

この話を信じている人は私の周りには結構おりまして、その方達はコンビニで2ℓのペットボトルを購入して毎日飲んでいいたりします。

ですが、実はこの話には科学的な裏付けが少なく、逆に健康を害す可能性があることがわかってきました。本項ではこの辺についてであったり、水の摂取の仕方で気を付けたほうが良い点についてご紹介します。

常識の新陳代謝ポイント

旧常識

水は1日に2ℓ~3ℓ飲むと健康に良い

新常識

水は無理して飲まないほうが健康に良い

1日2ℓ~3ℓの水を取ることのメリットはあまりない

早速、1日2ℓ~3ℓ取ることのメリットについて研究した結果には、腎臓結石が減ったり、尿路感染症が減少するといった効果があったそうです。しかし、健康への影響として期待されていた腎機能への影響や便秘の改善、といった効果はなかったそうです。

それどころか、水を飲み過ぎると腎臓の機能が低下するという研究結果も出てきたりしています。では、何故この健康法が世に広まっているかというと、飲料水メーカーのマーケティングの影響が大きいそうです。その証拠というわけではないのですが、近年の飲料水メーカーは毎年かなりの成長を遂げております。

実は飲料水がクリアしなければいけない敷居って水道水よりも低くて、ペットボトルからのプラスチックの摂取とかを考えると水道水のが質が高かったりします。

食べ物・飲み物に飲みすぎて良いものはない

ちょっと話を広げて、食料・飲料全般の話になりますが、食べ物や飲み物の中に過剰に摂取して良いというものはありません。過剰に摂取しても大丈夫みたいな考えは、ドイツの栄養学の権威のフォイトさんが提唱した栄養学で提唱されたんですが、何の根拠もない話だったりします。

水も3ℓといった過剰な量を摂取すると水毒になってしまい、逆に健康を損ねることになります。

水毒とは

水毒について説明しておくと、体内に溜まった水分が排出されない為に行われる様々な不調のことです。水毒になると、代謝や血行が悪くなり、腸や腎臓などの内臓機能が低下します。結果として、疲労感が出たり、めまいや頭痛が出たり、免疫力の低下が起きてしまいます。

ですので、水2ℓ~3ℓ飲むと健康になるは眉唾なのです。

水の正しい飲み方

水だけじゃなく食料全体で2ℓを摂取する

ではどういう風に水を摂取すれば良いかという話をしますと、2ℓ~3ℓみたいに無理しない範囲で飲まれるのがよいです。ここで言う2ℓ~3ℓは、水単体で摂取する話では無く、色々な食料に含まれている水分の計なので水単体で摂取すると過剰摂取になってしまうのです。

水は食中・食後を避けて摂取する

付け加えると、食中や食後以外に飲むことをお勧めします。何故かと言うと、胃が食べたものを消化する為に出している胃酸を薄めてしまう為です。

もしも水を飲むのであれば、食前に予め飲んでおくようにしましょう。

おわりに

今回は、水を2ℓ~3ℓ飲む健康法っていうのは、根も葉もない話で、逆に水毒で健康を害する可能性があるよというお話をしました。

もしあなたが、健康の為に毎日無理して、2ℓ~3ℓの水を飲んでいるということであれば、それは逆に健康にとって悪影響を与える可能性があるので、辞める事をお勧めします。

他にも健康に関して調査した結果を紹介しておりますので、気になったら観ていってください!

ご閲覧ありがとうございました。
ではでは(^^)/

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

ゆーはち@ライフハッカー

ヘルスケアをはじめとするライフハック情報を発信し、常識の新陳代謝を促しています! 主な著書は「新陳代謝すべき健康の常識

-ヘルスケア