美味しく手軽に食べられるソーセージ、ハム、ベーコンなどの"加工肉"に、食卓を助けられているという家庭は非常に多いと思われます。
しかし、これらの加工肉は実は健康への悪影響がかなり多いことが最新の研究でわかってきました。今回は、その加工肉がヤバイ理由にあたる研究結果をご紹介したいと思います。
こんな方におすすめ
- 加工肉を好んで食べる方
- 健康志向の方
目次
加工肉と全死亡率の相関
改めて加工肉とは何かを説明すると、ソーセージやハム、ベーコンなどの保存の為に加工をほどこした食品のことです。
人間が摂取する様々なタンパク質源の中でこの加工肉の摂取が死亡率と最も大きな相関がみられることが、2020年2月のハーバード大学の研究結果で判明し、「The new england journal o f medicine」という世界的権威のある雑誌に掲載されました。
上記のグラフの一番右の「Processed Meat」が加工肉ですが、死亡率との相関関係が最も高いタンパク質源と言えます。このグラフを観ると、次点が卵ってことで、卵も危険な食材ってことがわかりますね。
加工肉が危険な理由
何故、加工肉が死亡率との相関関係が大きいかというと、その原因が全て判明しているわけではないですが、少なくとも発がん性を高める添加物の硝酸塩や亜硝酸塩を含むことが理由として挙げられます。
硝酸塩や亜硝酸塩は、ポジティブな役割として、発色剤として肉の発色の良い赤色を固定化する為の役割と、防腐剤として危険な食中毒を招くボツリヌス菌を防ぐ役割を担っています。
しかし、この反面、保存料のソルビン酸と反応してニトロン化合物という強力な発がん性物質を作ったり、魚などに含まれる2級アミンと反応し発がん性のあるニトロソアミンという発がん性物質を作ってしまいます。
加工肉は、食べ合わせにもよりますが、これらの発がん性物質を作るために、死亡率との相関関係が高いタンパク質と言えるのでしょう。
加工肉はどの位危ないか?
どの位危ないかについては、ちょっと時期が古いのですがWHOの2015年10月26日の発表が参考になります。
加工肉を毎日食べた場合、50gごとに大腸がんを患う確率が18%上昇する
毎日50gぽっち食べていただけでも、2割ほど大腸がんのリスクが上がる?
分類はたばこやアスベストと同じ扱い
加工肉はたばことかアスベストと同じ扱い?ということで、結構ヤバイ奴だと認識できるはずです。
おわりに
今回は加工肉が危ない理由である研究結果をご紹介し、加工肉の危険性を煽りましたが、食卓で根強い人気を持つ食材でもあると思います。
なので食べるのをゼロにすることは難しいと考えておりますが、それにしても常日頃、ハムやソーセージ、ベーコン等を食べられている方は、そういうリスクを持った食品を摂取している認識を持たれた方が良いかなと思います。
他にも色々な健康関連の研究結果をご紹介しておりますので、気になった方は観ていってください!
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