昨今、ブルーライトの悪い点が取りだたされています。ブルーライトを見ると目が疲れるし、目が悪くなるという話です。完全に悪者扱いにされているブルーライトですが、その情報には実は誤りもあることがわかってきました。そして、ブルーライトも使い分けがあり、浴びたほうが良い時間帯もあることがわかってきました。今回は、このブルーライトに纏わる情報の真偽をご紹介しつつ、ブルーライトカットをすべき適切なタイミングをご紹介しようと思います。
常識の新陳代謝ポイント
旧常識
新常識
こんな方におすすめ
- ブルーライトの扱いが気になる方
- 夜の寝つきが悪い方
- 朝の目覚めが悪い方
ブルーライトの効果の真偽
まずは、ブルーライトの情報の真偽を見ていきます
正しい情報:ブルーライトを見ると目が疲れる
ブルーライトが持つ波の振動数は、空気分子(酸素や窒素の分子)の共鳴振動数である紫外線部(200nm附近)に近いです。この為、ブルーライトが空気分子に当たると、吸収され四方八方に放出されます。この過程を繰り返す事で、進行方向への光は弱くなります。結果として、ブルーライトは距離が遠ければ遠いほど、弱くなり色がボヤけてしまいます。このボヤけた色をハッキリと見ようとして、無意識に眼がピントを合わせようとしてレンズを調節する為に目が疲れやすくなります。
正しい情報:ブルーライトを見ると眠気が覚める
ブルーライトは太陽の光に多く含まれています。太陽の光を浴びると目が覚めるというコトを聞くことがあると思いますが、それはこのブルーライトが含まれているからだそうです。
誤ったの情報:ブルーライトは目の細胞を傷付ける
眼細胞に含まれる化学物質とブルーライトが結合すると、細胞を傷つける物質が生成されるという俗説があります。この為に、スマートライト失明といった造語が出来、ブルーライトを危険視する情報が流行りました。ですが、こちらの情報は、米国眼科学会(AAO)でキッパリと否定されています。
ブルーライトの使い分け
ブルーライトの情報を知ったうえで、ブルーライトのカットのタイミングを見ていきます
午前中:ブルーライトはカットしないほうが良い
人間の体は朝に日光を浴びるコトによってサーカディアンリズムという地球の自転周期に合った24時間のリズムで生活出来るように調整されています。午前中にブルーライトを遮断してしまうと、このリズムを狂わせてしまいます。なので、午前中はブルーライトをカットしないほうが良いのです。
午後一:ブルーライトはカットしないほうが良いかも
午後一に眠くなってしまうという方は、むしろブルーライトを浴びる事で目が覚めるかもしれません。色がボヤけて眠気を助長させてしまうかもしれませんが。こちらは、どっちかは今度検証してみます。
夕方から就寝前:ブルーライトはカットしたほうが良い
午前中の逆ですが、夜就寝前などにブルーライトを見てしまうと、覚醒してしまい、サーカディアンリズムが崩れてしまいます。ですので、夕方から就寝前までは、出来るだけブルーライトをカットしたほうが良いです。ブルーライトは白色に含まれていますが、暖色には含まれていません。ですので、暖色の中で過ごすと良いでしょう。
まとめ
今回は、ブルーライトに関する情報の真偽と、使い分けを確認しました。最後に簡単にまとめます。
まとめメモ
- ブルーライトは空気中で散乱し、進行方向の光が衰退しボヤける
- ボヤけた光にピントを合わせようとしてしまう為、無意識に目が疲れてしまう
- ブルーライトが目の細胞を傷つけるはウソ
- ブルーライトは朝に取込むコトでサーカディアンリズムを調整出来るので、カットしないほうが良い
- 夕方から就寝前は、逆にサーカディアンリズムが狂ってしまうので、ブルーライトはカットしたほうが良い
ブルーライトのカットは使い分けが肝心というコトで、調整が出来るようにブルーライトカットのメガネはあったほうが良いかもしれませんね
ご閲覧ありがとうございました。
ではでは(^^)/