ブログの投稿記事を元に、Kindleで本を出版するべくWordファイルで入稿ファイルを作っているのですが、今回は入稿ファイルに脚注や引用文献を入れてみたのでその過程や思いを共有します!
前回
こんな方におすすめ
- Kindleで本の出版を考えている方
- ブログ記事から本の出版を考えている方
目次
脚注を入れる方法
本の出版の終盤戦?に差し掛かってきました。今回、出版しようとしている本の内容は健康分野ということもあって、出来るだけ科学的な裏付けをベースにした内容にしたかった為、文末脚注で引用文献を入れる形にしてみました。
参考にしたのは落合陽一さんの「日本再興戦略」という書籍です。何をされている人がわからない位、色々なフィールドで活躍している、落合さんは筑波大学の応用物理、計算機科学分野の准教授という肩書もあり、科学的な内容の本の脚注の入れ方は大変参考に成りました。
こちらの本だと、章毎に単語の意味レベルで文脈脚注を加えていたので、これに倣う形で脚注を入れていきました。
入れ方としては、文章の中で脚注を入れたい箇所で「参考資料」→「文末脚注の挿入」を押下して、飛んだ先で説明を書くといった形です。
この際に、脚注の書式が奇麗に見えるように、専用の見出しを作りました。
章毎に文末脚注を入れる為にセクションを定義する
章毎に文末脚注を入れる為には、章の単位をWordでいう所のセクション単位にします。これをしないと、文末脚注は本の最後になってしまう為です。
次のように章末から「レイアウト」→「次のページから開始」でセクションを区切りました。
文末脚注をセクションの最後に持っていく為に、脚注と文末脚注は次のように設定を行いました。
※入稿後にわかったのですが、Kindleではセクション毎では無くて文末に脚注がまとめられてしまいます。ただし、ペーパーバックとして紙の本にする場合はきちんとこの設定が活きてきます。
引用文献を入れる方法
続いて、引用文献を入れるものについては、文脈脚注に引用文献を入れるようにしました。引用文献の権威を出す為か、引用している資料の種類を事細かに記します。入れ方は「参考資料」→「引用文献の挿入」→「新しい資料分権の追加」を選択します。
続いて出てくるダイアログに引用文献の情報を登録します。
引用文献を入れておくと、Kindleのアプリ上で該当箇所をタッチするコトで説明が表示されたり、文脈脚注の箇所へハイパーリンクで飛べるようになります。
この過程が、本の品質にも繋がるものと信じて一個一個細かく引用文献を入れました。
おわりに
今回は、Kindle出版用の本の脚注と引用文献をご紹介しましたが、この過程を経て、一気に本の品質が高まった気がします。
次回は本を創る過程で利用していたサービスについてご紹介します。
ブログの投稿記事を元に、Kindleで本を出版してみる(その6:本の出稿に向けて利用したサービス)へ続く
実際に出版した書籍がこちら
ブログ記事を元にしたKindle出版の記事一覧
ご閲覧ありがとうございました。
ではでは(^^)/