やってみた 本の出版

Kindle出版の入稿に向けて「00:00 STUDIO」を利用してみた感想

2021年9月30日

あなたは、Kindle記事を書くプロセスが売り物になると思ったことがありますか?

これまでの時代は、アウトプットからしかマネタイズが出来ませんでしたが、最近はアウトプットを制作するプロセスに対してもマネタイズが出来るようになってきました。このプロセスに対してマネタイズ出来る経済はプロセスエコノミーと呼ばれ、昨今注目を集めております。

今回は、実際にKDP(Kindle Direct Publishing)への入稿原稿を作成していた際にこのプロセスエコノミーの先駆けである「00:00 STUDIO(フォーゼロスタジオ)」というサービスを使ってみたので、ご紹介します。

こんな方におすすめ

  • Kindleで本の出版を考えている方
  • ブログ記事から本の出版を考えている方

本の出稿に向けて利用したサービス

本の出稿に向けて利用していたのは、「00:00 STUDIO(フォーゼロスタジオ)」というサービスです。

これがどんなサービスかを簡単に説明すると、クリエイターさんが作業中の過程を淡々と配信するサービスです。Youtubeのように動画を加工するわけでもなく、ただただ作業過程を配信するサービスです。

これは、プロセスエコノミーというアウトプットではなく、作成過程のプロセスに着眼したサービスです。これまでの多くのクリエイターさんにとって、活動に対する対価は、アウトプットに対して支払われていました。ですが、それだとクリエイターさんが作品をアウトプットするまでの期間にマネタイズが出来ない為、挑戦を諦めざる負えない事情があり、この挑戦を支えるべくプロセスに対してのマネタイズを出来るようにデザインされた仕組みです。

ライブコマースだと、投げ銭という言葉で配信者を応援する代わりに、「00:00 STUDIO」では視聴者さんがクリエイターさんに「差し入れ」という形で応援を行います。

00:00 STUDIOを利用した感想

で、私も流行り好きなので「00:00 STUDIO」を使って、書籍の投稿過程を20回ほど配信しました。やってて感じたことは3点ほどあります。

物書きの配信はつまらない?

1つ目は、絵描きさんやモノ造りをしている方に比べて、物書きの配信内容は観ていてもつまらないということ。このサービスのオーナーであるけんすうさんも毎日このサービスを使ってオンラインサロンの記事を書かれているのですが、そこの視聴者数はどうやら20人位だそうです。結構なインフルエンサーでそのくらいです。

そういうわけで、未だ何者でもない私のようなパンピーには視聴者が訪れることはあまりなく、全配信の中で視聴者が訪れた数は10回にも満たずで、差し入れも1回しかありませんでした。

参考

配信結果は次のように、アーカイブが残ります。※アカウントを持っていないと閲覧できないかもしれません。

https://0000.studio/u83941or0/contents/db13333a-f1e2-48c1-a4f7-7fc2059f17d2

タイムラプス機能が面白かった

配信した後に、その内容を圧縮して動画を作れるタイムラプスという機能があるんですが、それが面白かったです。

公式にはダウンロード機能は無いんですが、Chromeの「動画ゲッター」という拡張機能でダウンロードが出来たので、参考までにどのような動画かを掲載しておきます。

バグやユーザーの使い勝手の悪いところがまだまだ多い

まだまだ、創り中の機能が多くて、いろいろ動かすと変な挙動をして、手が回っていない感があります。

僕もシステム屋をしていたことがあるので創りたての仕組みにはあるあるなのですが、ビジネスユーザー向けにこの品質でお客さんに納品したらクレームが沢山来てしまう位に結構あります。

例えば、前へ戻ると次へ進むでログインボーナスみたいなのの通知が何度も来るとか、縦スクロールでサイドバーも同時にスクロールしちゃうとか、ログインIDが保存されないとか。

利用者数が増えてきて、もうちょっとシステムのサポートに手が回ってきたら解決してくる問題だとは思いますが。

おわりに

今回は、Kindle出版用の本を書いている最中に利用していた「00:00 STUDIO(フォーゼロスタジオ)」というサービスについてご紹介しました。

ひょっとすると、プロセスエコノミーの代名詞となるようなサービスに育つ可能性もあったり、ここから著名なクリエイターさんが産まれるかもしれないですし、気になった方は利用してみてください!

次回は、遂に本の仕上げに実施した様々な内容や、KDPで入力した情報、出版の申請から審査の流れみたいなことを紹介します。

ブログの投稿記事を元に、Kindleで本を出版してみる(その7:本の仕上げ~出版迄)へ続く

ご閲覧ありがとうございました。
ではでは(^^)/

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

-やってみた, 本の出版