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栄養素の過剰摂取にブレーキをかける満腹中枢を造れないか考えてみた

2021年2月9日

塩分の過剰摂取を避けられるような仕組みを創れないか?わが家は遺伝子的な問題か、はたまた、食生活の問題かわかりませんが、腎臓が弱いという特徴があり、この腎臓が弱い件をカバーする仕組みとして、塩分専用の満腹中枢みたいなのがあったらいいなと、思いました。今回は、これを作る為に必要な技術等を考察したのでご紹介します。

満腹中枢の仕組み

人はご飯を一杯食べると、「もう食べられない!」という指示が脳の視床下部にある満腹中枢から出ます。この指示は、ごはんなどの炭水化物が消化されて腸管で吸収されたブドウ糖が血液中に放出されることで、血糖値上昇によって、引き起こされます。

このような機構でもってブドウ糖に関しては、食にブレーキが掛かる仕組みになっていますが、塩分については、ベロの外側で塩味を感じるくらいで、取り過ぎること自身についてのブレーキが掛からない状況があります。結果として、塩分を摂り過ぎて腎臓の酷使につながります。

塩分摂取ブレーキがないのは人体のシステムエラーみたいに思えますが、実はこれは近年の精製塩(食卓塩)の登場に起因しております。

精製塩と言うのは、塩の中から塩化ナトリウムだけを抽出したもので、自然界に存在する海のミネラルを沢山含む自然塩と比較すると、その組成は大きく異なります。自然塩の場合は、たくさん含まれているミネラルの内の一つのマグネシウムが塩分取得のブレーキの役割を担っている為、摂り過ぎが自然と抑制されるのです。

ここで、冒頭の塩分に対する満腹中枢を創る必要性はなくなったのですが、塩分の他にも生活習慣病に成りやすい栄養素はあり、これらの摂り過ぎのブレーキはあった方が良いと思うので、そのようなストッパーが出来ないか考えてみました。

栄養素の過剰摂取を防ぐ、満腹中枢機能を実現する仕組み

単純に人体に栄養素の量を測るようなプラグインを刺し込む人体に入れる系は、抵抗がある人が多く、よほどのメリットが無い限り実現は難しいと思います。ですので、人体に装置を入れずに、外部でなんとかするという縛りで仕組みを考えたほうがよいのかと。

具体的には、食べたモノの栄養素をデジタル化して、アラームを出すみたいな仕組みが現実的かなと思いました。

この仕組みを実装するには、粗々ですが、次のような前提・機能や、情報蓄積があれば出来そうです。

  1. 流通している食品自身に栄養素を情報として付与する(ブロックチェーンとかQR)
  2. 料理は調理ロボが行い、調理ロボットが各々の食材の栄養素情報を取込む
  3. 調理ロボがこれらの栄養素情報を外部に出力する
  4. 塩分摂取用のブレーキアプリが、持ち主の摂取した栄養素情報を蓄積し、調理ロボの栄養素情報を取込み、閾値を超える量の栄養素を摂取していたらアラームを鳴らす

満腹中枢機能を実現する為の技術背景

これらを実現する為には、現状からの技術進展が必要です。具体的には、IoE(Internet Of Every Thing)、エッジコンピューティング、調理ロボ同士の連携、ブロックチェーン等の技術あたりが、進展した上で普及していることが条件かなと。

なんだか敷居が高そうな気もしますが、テクノロジーの進化が加速する現代なら、私が生きている間にも実現されそうに考えられます。

人が想像出来る事は、皆実現出来るといいますし、20年後くらいには実現しているかもしれませんね。

おわりに

今回は、塩分をはじめとして栄養素の摂食量に応じて、ブレーキを掛ける満腹中枢みたいなのが作れないかを考えてみた結果をご紹介しました。

結論としては、人体へのプラグインを行わずに外部媒体に食べた食料と、そこで得られる栄養の管理をさせて、しきい値を超えるとアラームを鳴らすような仕組みが現実的なのかなって思いました。

こういう仕組みを創るには、デジタル化が一層進む必要があったり、メーカーが手をとりあう必要があって、それは他社と競い合う資本主義だとなかなか実現しなそうで、次のエコノミーになる必要があるなとか思いました。

他にも色々なアイデアを考えておりますので、気になる内容があれば観ていってください!

ご閲覧ありがとうございました。
ではでは(^^)/

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ゆーはち@ライフハッカー

ヘルスケアをはじめとするライフハック情報を発信し、常識の新陳代謝を促しています! 主な著書は「新陳代謝すべき健康の常識

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