考えた 調査した

常に長蛇の列が出来る名店に倣う集客で大事な要素

2021年2月15日

東十条駅の南口のそばに「黒松本舗 草月」という、常時長蛇の列が出来る東京三大どら焼きを提供する人気店があります。

今回は、この草月に長蛇の列が出来る理由を洗い出し、その要素を転用することで誰でも長蛇の列を再現出来るのではないか?と考えた結果をお話します。

こんな方におすすめ

  • 集客に興味のある方

長蛇の列が出来る要素

この黒松というお店に長蛇の列が出来る理由を分析すると、次の6つの要素があると思いました。

  • 視覚と味覚が特徴的:ここでしか体験出来ない美味しい和菓子
  • 嗅覚:店から漏れ出る匂いに魅かれる
  • 長蛇に並んでいると視認し易い道
  • 長蛇に並びやすい物理的な道
  • 駅への通り道
  • 店のオペレーションが悪い

この6つの理由を再現出来れば、誰でも長蛇の列=「集客」を作れるのではないか?そんな風に思ったので、個別に要素を解説します。

①視覚と味覚が特徴的:ここでしか体験出来ない美味しい和菓子

行列が出来る1番目の理由は、黒松というどら焼きにあります。草月のどら焼きは、皮が他のと違って特徴的です。しっとりとしていて、厚みがあり、甘さがあって、縁にいっても厚みがそのままです。これってどら焼きなの?っていう違和感がある形をしています。後は保存料を使っていないので健康に良いってのも売りでした(その代わり、日持ちはしないのですが。)

この特徴的などら焼きがめずらしくて、しかも美味しいというのが理由で、自分達で食べる用は勿論、お土産とかにも利用されているんだと思います。

それ以外にも、色々な和菓子を取り揃えているので、人気が出るのかなと思います。例えば、花びらもちとか、桜餅などなど。

②嗅覚:店から漏れ出る匂いに魅かれる

草月の近くを通ると、すごい美味しそうな匂いがするんですよね。これも行列が出来る理由になっていると思います。

池袋に最近オープンしたミニクロワッサン専門店も強烈に嗅覚を刺激する店でした。

③長蛇に並んでいると視認し易い道

また、草月は駅前の見晴らしの良い坂道のふもとにある為、長蛇の列が見えやすいんですよね。

人は行列が出来ていると気になってしまいますし、それだけ人が並んでいるなら価値があると考えると思うんですよね。

この意味で、長蛇に並ぶ列を視認し易いって、めちゃめちゃ大事だなと思いました。

④長蛇に並びやすい道

上の長蛇に並んでいると把握し易いことの根本として、長蛇に並びやすい道になっているという点があります。

お店によっては、並びにくくて物理的な制約がある店もあるので。

⑤駅への通り道

駅に向かう導線として、ほぼほぼ通るという導線が、集客力を高めていると思われます。

⑥単純にオペレーションが悪い

最後にちょっと草月のことをディスるんですが、行列が出来る理由として、非常にオペレーションが悪くて遅いという特徴があります。

お店で品物を注文してから、出てくるまでが、かなり遅い。デパ地下のお菓子屋さんのスピードの3倍くらい遅いです。これは、全然IT化されていないってのと、こだわりが強すぎてオペレーションが複雑化しているように見受けられます。

バイトの女の子達が沢山いるんですが、お店の奥の在庫を迷いながら探したり、いちいちシールを印刷して張り付けたりしてます。その辺も含めて、老舗で意味があることなんでしょうけど、明らかにオペレーションに改善の余地があるのはわかります。オペレーションが遅いと、列が出るのは当たり前ですよね。

集客をする為の重要な要素

上記の要素を抽象化すると次の5つのエッセンスが得られます

  1. 五感を刺激するコンテンツがある(1,2)
  2. 人が集まっていると認知し易い場所(3)
  3. 人が集まれるキャパがある(4)
  4. 人の集まりやすい場所(5)
  5. サービスを受ける為に待ちが必要(6)

この中で3と4は当たり前なので、集客する為にポイントになりそうな1と2と5を考察を共有します。

1.五感を刺激するコンテンツがある

草月には、視覚味覚嗅覚の三感覚に対して働きかけがありましたが、まずは、この五感で人を魅了するような刺激するコンテンツがあるかが大事なのだと思います。

そこで、もしもあなたに伸ばしたいコンテンツがあるなら、足りない5感を補うってのが大事かなと。とりわけ、視覚と聴覚以外の感覚が大きくコンテンツのグレードを上げることに繋がると思います。

何故、視覚と聴覚以外かというと、視覚と聴覚は結構ありふれていて、レアリティーが低い為です。

2.人が集まっていると認知し易い場所(③)

行列が出来て、人が集まっていると、この行列が出来ている理由を確認したいという好奇心や、行列が出来ているから内容は安心できそうという思いが産まれる思います。

この観点から、人が集まっていると認知させるのはすごく大事だなと思います。

一般的に人が集まることは視覚で確認しますが、聴覚で認知させるってのも今後はありなのかもしれませんね。

5.サービスを受ける為に待ちが必要(⑥)

2.人が集まっていると認知し易い場所との併せ技になりますが、あえて、サービスを受ける為に待ちを設けるってのもテクニックなのかなと思います。

昔聞いたことがあるのですが、繁盛しているラーメン屋さんがいつも行列が出来ていたので、フロアを拡張して座席を増やしたら、逆に人が入らなくなったそうです。

あえて、サービスを受けにくくする点を設けるのも集客には大事なのかなと思います。なかなか、手を打つのが難しい所ではありますが。

まとめ

今回は、草月という店を観察して集客のコツみたいなものを抽象化してみました。

抽象化したポイントを再掲しますと次の5点になります。

  1. 五感を刺激するコンテンツがある
  2. 人が集まっていると認知し易い場所
  3. 人が集まれるキャパがある
  4. 人の集まりやすい場所
  5. サービスを受ける為に待ちが必要

本ブログでも2の要素は育てる余地があるなと思いました。なので、今度このページは何回観られたページかがわかる機能を各ページに乗せるのがいいのかなと思ったりしています。

あなたも集客に悩んでいたら、上の要素でテコ入れが出来る部分がないかを考えてみてください!

他にも集客に関する考察を紹介しておりますので、気になる内容があれば観ていってください!

ご閲覧ありがとうございました。
ではでは(^^)/

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ゆーはち@ライフハッカー

ヘルスケアをはじめとするライフハック情報を発信し、常識の新陳代謝を促しています! 主な著書は「新陳代謝すべき健康の常識

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