無痛分娩は安全なのか、どうなのか?わが家の初産では無痛分娩を選択したのですが、日本ではまだあまり事例が無い為に、リスクを煽る投稿が多くて、その判断に実はちょっと足踏みをしました。
今回、実際に計画出産で無痛分娩をしてみたのですが、きちんとノウハウのある産院であれば、無痛分娩は非常にオススメが出来ると感じました。
計画出産や、無痛分娩をしようと志した時に、"知らないコト"が一番の恐怖になると思ったので、今回はうちの夫婦が経験した計画出産で無痛分娩をした結果をレポートしていきます。
目次
計画出産+無痛分娩のレポート
前日入院して当日に備える
うちが通った産院では、当日に計画通りに出産出来るように、前日から準備をしていきます。主な施術内容を紹介していきます。
子宮口を少し開ける
あそこにバルーンを入れ、子宮口を開きます。うちは3cm 程度迄開きます。バルーンを入れる時が、痛かったみたいです。
陣痛促進剤と麻酔の注入口の確保
陣痛促進剤の点滴を入れる用の管と、麻酔の注入用のカテーテルを取り付けます。
細くて柔軟性のある管なので、入れたからといって、歩けなくなったり寝たりできなくなるわけではありません。
麻酔後は、片足が冷たくなった
陣痛促進剤の錠剤と、麻酔を注入して様子見をします。麻酔をした結果、両足の温度が変わっていました。これは身体を少し横向きにしていた為だそうです。
普通、麻酔の量や注入場所が間違っていなければ、この段階で歩けなくなることは無いらしいです。麻酔の量を増やすと、脚に力が入らずに膝かっくんになることが多いので、その点に注意が必要らしいです。
夕飯は普通に食べた
夕飯は食べられないと聞いていたので、食べられて嫁がすごく喜んでいました。
就寝しにくかった
就寝先の部屋の枕が合わなかったり、点滴や麻酔用のルートが気になったりであまり、眠れなかったと嫁が言ってました。
計画出産当日の流れ
計画分娩は朝から早い
その日中に出産を迎えたい為、朝の6:00から出産を開始!
6:30人工的に破水をさせる 触診が痛かったらしい。
8:15 私が到着したのですが、この時に朝ご飯中で陣痛促進剤を3錠服用していました。
陣痛が始まる!
8:45 ご飯後に陣痛開始
ハリ(陣痛)を計測するグラフが、10~50の強さだったのが、50~100に変わり、本格的に陣痛が開始です。
嫁が冷や汗をかきだしたので、陣痛を緩和する為に、麻酔を投入することになりました。
※上の青色の波が、赤ちゃんの心拍、下段の緑色の波が陣痛の強さの波です。出産時は常にこちらのチャートをモニタリングしてました。
麻酔事故は、血圧と両足の稼働確認で徹底予防
麻酔の感覚・・・正座でしびれた感覚で、ちくちく感の間隔が短い感じらしいです。また、触られると感じるが、何枚もヴェールで覆われた上で触られたような感覚になるそうです。
このタイミングで寝ている姿勢を横向きから仰向けに変更しました。そのほうが、両サイドで麻酔が効きやすいからだそうです。
その後は、15分毎位の頻繁で、定期的に足が動くかを確認しつつ血圧を測ります。これは、麻酔の注入先がずれてしまったケースが何万件かに1件程度で発生したことがあるらしく、これを検知する為だそうです。
また、痛みの代わりに、体内の異常を観測する指標として、吐き気や頭痛が無いかを確認するようになりました。
これらの対応は、過剰な程でしたが、下半身不随みたいなことを防ぐ為の徹底した監視が信頼に値しました。
そして、このタイミングで、陣痛促進剤を錠剤から点滴に切替えです。
麻酔が効いて陣痛の苦しみから解放
9:30 すやすや眠る 麻酔をつぎ足して、5分ほど経つと陣痛がだいぶ安らいだ模様で眠ってました。
陣痛の痛みが嘘のようにとれたので、助産師さんから睡眠を進められる。しかし、ちょうど眠った位のタイミングで先生がやってきて起こされますw
こういう所はきちんとコミュニケーションをとって作業をしてほしいと感じました。
陣痛は最初は5分おきに、激痛がやってきて、最後は1分おきに発生。
これが発狂するほど痛いらしく、無痛分娩でなかったら、嫁から罵声を浴びせられていたと思う。
最初の15分位だけの痛みで済んで、本当に良かったと思う。
排便を支援してもらう
10:20 排便・・・麻酔を強めたので、トイレに歩いて行くコトがままならなくなります。赤ちゃんも出やすくなる為に、2時間スパン位で出した方が良いらしいので排便を支援してもらいます。助産師さん曰く、結構出たらしいんですがが、嫁からすると排便をしようという感覚は無かったそう。
麻酔は上半身の痛みは緩和出来ない
11:30-12:15 ごはんは食べない。出産後に吐いてしまう人がいるらしいので食べませんでした。
このタイミングで子宮口が5cm位に開いた。
嫁があばらの痛みを訴えます。これは先生も初めての経験だといっており、子宮に圧迫されている為か、身体の緊張状態によるものではないかとおっしゃってました。
無痛分娩の麻酔は、下半身が中心なので、上半身には麻酔が行き届かないので、こちらは我慢します。
上半身の麻酔は、呼吸に問題が出てくるので、出産時にはし難いそうです。
いきむ練習を開始。
12:40 子宮口が7cm位に広がってきていたので、いきむ練習をします。
深呼吸を2セットした後に、ぐっといきみます。お尻を付き出す感じがいいんだとか。
※「ひっひっふー」みたいなラマーズ法はしませんでした。
子宮口全開と発熱
13:35 支給口が全開に(10cm)。
14:45 37℃の発熱発生。発熱は麻酔に?付き物だと、助産師が言っていました。出産後も38℃に発熱していました。
赤ちゃんの出てくる向きについて
赤ちゃんが出てくるときは頭の向きが大事らしい。面積の問題で、おでこなどから出てくると、面積が広いので出しにくいので、押し戻したりするそうです。
後頭部が面積が一番少ないので、後頭部から出てくるのが一番出産しやすいらしいです。
出産モードに入る
15:00 完全に出産体制に入り、1分毎の陣痛にかぶせて、いきみます。私もそんな嫁の枕を支えるコトでサポートします。
2セットいきんだ段階で、嫁に酸素マスクをあてがいます。さらに2セットし終わった段階で、吸引分娩のジャッジがはいります。
機材の準備等で、先生と助産師さん2名体制に加えて、3人がぞろぞろ入ってきます。これは、本気モード入ったなと感じます。子宮口を少し切って出やすくして、いきむタイミングで、先生がお腹を押します!
赤ちゃんが産まれます!お尻を叩くわけでもなく、おぎゃーと泣きます!すごい声量です!!
吸引分娩の為か、ちょっと後頭部が長くなってましたwが、数日経てば治るというのがわかっていたので、あまり気になりませんでした。
といったところで、計画出産と無痛分娩のレポートは終了です。
おわりに
個人的には、嫁の負担がかなり少なかったと思うので、すごく良かったと思います。費用が通常の出産よりも15万円ほど高くなるのですが、出産の時間が陣痛から6時間ちょっとというコトで、短く済み、母体への影響が少なく出来ました。
慣れていて豊富なノウハウを蓄積している産院であれば、お金を出してやる価値があると思いました。ということで、あなたが無痛分娩・計画出産を試そうか迷われている場合ですが、まずはお近くにノウハウが蓄積されている産院があるかを探してみるのが良いかと思います。
他にも妊娠・出産関連の情報を紹介しておりますので、気になった方は観ていってください!
ご閲覧ありがとうございました。
ではでは(^^)/