最近レンジでラップのかけ方をしくって指を火傷したのですが、この火傷から得た教訓として、ラップをふわっとかけるべき3つの理由を再認識したので共有します。
こんな方におすすめ
- 「サランラップ」や「クレラップ」を利用している方
目次
レンチン時のラップはふわっとかけるべき理由1:ラップが破裂してしまう可能性がある為
ラップをふわっとかけるべき理由として、一番目にあがるのがラップの破裂です。※ここで言う破裂は「ラップ自身」という意味で、「温めている食材」という意味ではありません。
汁ものを加熱する際に多いのですが、ラップをピッチリかけていると、レンジで加熱をすると水分が水蒸気となって膨張し、ラップ内空間の圧力が高まります。これに耐えられなくなって、ラップ自身が破裂してしまいます。
レンチン時のラップはふわっとかけるべき理由2:ラップが溶けてしまう可能性がある為
ラップをふわっとかける2つ目の理由は溶けてしまうことです。ラップの耐熱温度は素材によって変わりますが110℃~140℃といった温度帯になります。温める食材によってはこの温度に達することがないですが、油分の含有率によっては溶ける可能性が出て来ます。で、このラップの素材が次に紹介するポリ塩化ビニル(塩化ビニル樹脂)やポリ塩化ビニリデンと呼ばれる塩素系のラップの場合、摂取することで人体に有害な影響があると言われております。。
ポリ塩化ビニル
ポリ塩化ビニル(別名:塩化ビニル樹脂)は、主に次のような業務用ラップで使われており、摂取すると、発がん性や生殖毒性や、喘息・アレルギー症状などを引き起こす可能性があるとされております。
三菱樹脂「ダイアラップ」
リケンファブロ「リケンラップ」「Newラップ」
日立化成「日立ラップ」
信越ポリマー「ポリマラップ」
デンカポリマー「デンカラップ」
日本カーバイド「ハイエスラップ」
オカモト「オカモトラップ」
引用元:Wikipedia
ポリ塩化ビニリデン
ポリ塩化ビニリデンは、ラップの代名詞とも言える「サランラップ」や「クレラップ」の原料になっており、ピタッとくっつく性質が特徴的です。この塩化ビニリデンの耐熱温度は140℃ですが、125℃を超えると分解し塩化水素(塩酸)が発生して危険です。
レンチン時のラップはふわっとかけるべき理由3:ラップを外す時の水蒸気が危険な為
ラップをふわっとかける理由は、ラップを外すときに危険な為です。上記のようにぴっちりとラップをかけていると、ラップの中の空間は水蒸気が充満しております。この状態でラップを剥がすと、中の暖められた水蒸気が一気に飛び出し危険です。水蒸気はかなりの高温になっている為、この水蒸気を浴びると思わぬ火傷を負ってしまいます。
冒頭の私の火傷はこの2と3の理由の複合でした。レンチン後に、食器を取り出すと中の空気が冷やされ縮小してラップが凹んでいきます。この状態でラップが食材に触れると溶けだしてしまう可能性があるので、急いでラップを開けた所、水蒸気の熱で火傷してしまいました。
ラップをどうしてもピタッとかけたいとき
ラップをどうしてもピタッとかけたいとき、あまりイメージが沸きませんがそんなときはこれをすれば良いです。
ラップに穴を空ける
ラップに穴を空ければ、ラップ内空間の圧力が高まることがないので、上記で紹介したラップの破裂はまず起こりませんし、ラップの縮小が起こりにくいので融解や水蒸気での火傷事故も起こりずらくなります。
とはいえ、ラップに穴を空けるのとラップをふわっとかけるのだと、後者のふわっとかけるのが楽なので、そちらを推奨です。
おわりに
ラップをふわっとかけたほうが良い理由を3つご紹介しましたが、如何でしたでしょうか?
ピタッとくっつけたい気持ちはすごくわかるのですが、ラップはふわっとかけましょう!とりわけ、容器にピタッとくっつく性質のある「サランラップ」や「クレラップ」をご利用の方は注意しましょう!
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