昨今のテクノロジーの進展によって色々な常識が変わり続けており、学習で求められる知識や能力も変わってきております。この変化に適応していく為には、学習スタイルの見直しが重要です。
今回はこれからの時代に活きる知識・能力を学習する為に、アクティブラーニングという学習スタイルやその学習環境をご紹介します。
常識の新陳代謝ポイント
子供の未来の為に・・・
旧常識
新常識
こんな方におすすめ
- 小さなお子さんをお持ちの方
- これから子供をつくられる方
目次
アクティブラーニングが重要となる背景
まずは、アクティブラーニングが重要となる時代背景からご説明します。
多様な価値がデジタル化される時代の到来
今流行りのIoT(Internet of Things)は多様な情報をデジタル化します。そして、IoTの次のステージであるIoE(Internet of Everything)では人の行動結果もデジタル化されていきます。
この行動結果がデジタル化されるに伴い、その行動結果に対する評価もデジタル化されます。結果として、今まで日にあたらなかった価値が日の目を見るようになり、多様な価値がデジタル化されるようになります。
画一化から多様化への需要変化
また、画一化された知識や能力は誰しもがわかりやすい為、AIによって早々に代替されることになります。結果として画一化された知識の需要は下がります。
仕事のマッチングにおいても、画一化された知識や能力の高低ではなく、多様化な特化知識や能力やその組合せで、ニッチなマッチングが行われるようになります。
これらのことを考慮すると画一化された知識よりも、どんなコトでも良いので、精通した知識や能力を持つことが重要になります。この為には、嫌々勉強させる受動的な学習スタイルである「パッシブラーニングスタイル」ではなく、「アクティブラーニング」が有効です。
アクティブラーニングの実践方法
自分で興味が持つことに夢中で取り組んだときに得るものはとても大きいものです。この夢中で取り組む効果で学習しようというのが、アクティブラーニングです。
アクティブラーニングでは、子供には自分を教育する力が備わっており、やる気が高まれば、子供たちは自主的に学び成長していくと考えます。そして、子供が自分の興味に応じて自発的に活動できる環境・スタイルを整えることを大切にします。
この自発的に活動させる為の接し方をご紹介してきます。
「教えない」
教わったことよりも、自分の力で理解し、乗り越えたことのほうが、定着率が高いうえに、理解も深まるそうです。この為、アクティブラーニングでは基本的に「教えない」というスタンスで子供に接します。子供が困ったときに手を差し伸べることはあっても「教えること」はしません。
学習することは勉強ではなく遊びだと思わせる
勉強とは大人の常識で思いつく学習ではなく、遊びだと思わせたほうが効果的です。私はプログラマーでもありますが、プログラムの能力を高めるのは、遊ぶことだと思っています。頑張って教本で勉強するよりも、これを作りたいっていう思いつきでプログラムで遊ぶほうが能力が身につきます。
大人が子供の才能を探したり、プレッシャーをかけない
大人が子供の才能を探したり、プレッシャーをかけることで、子供は間違いを恐れるようになります。恐れは学習を楽しむ気持ちや自発性をなくしてしまいます。ですので、出来るだけ子供が委縮してしまわないようなスタンスで子供に接するようにします。
大人も前向きなマインドを持つ
人によっては「能力は生まれながらにして決まっている」といった能力は固定だとする考えを持っている方がいると思います。そういった能力は固定だとするような考えを親が持っていると、子供にもその考えが移り、自発性が阻害されてしまいます。親自身も自発性を損なうような考えは手放し、「能力は伸ばせる」というマインドを持ち、子供を導くことが重要です。
アクティブラーニングを提供してくれる環境
このようなアクティブラーニングを子供に提供したいといっても、まだまだそういった学びを出来る環境は少ないのが現状です。
そんな中でも、アクティブラーニングの提供場所を2つ参考としてご紹介します。
モンテッソーリ施設
モンテッソーリ施設とは、「子どもには自分を教育する力が備わっている」という考えでアクティブラーニングを推進しているモンテッソリー教育の施設です。このモンテッソリー教育は、世界140ヵ国以上の教育機関で取り入れられているそうです。世界最先端のスタンフォード大学やハーバード大学の保育施設や、Googleの企業内保育園などもこの教育法を採用しているそうです。日本にもこのモンテッソーリ教育を受けられる教育施設が増えてきています。子供にアクティブラーニングの環境を提供してあげたい場合、近隣でモンテッソリーの施設がないか調べてみましょう。
アクティブラーニング環境を創る
自分たちで求める教育環境がなかったので、創ってしまった一家の例をご紹介します。
佐別当さんの娘さんは、週に1回だけ学校に行っていて、残りは自宅学習とオルタナティブスクールに通うハイブリッドスクーリングという形をとってるそうです。それは両親が「行く必要がない」と判断したからではなく、娘さん自身が望んだことだったそうです。自分達が求める教育環境が無いなら、創ろうってスタンスが素敵だと思いますしい、それを実際に創る行動力がすごいと思います。
まとめ
まとめます
メモ
- 多様な価値がデジタル化される時代には画一的な能力よりも特化能力が求められる
- 特化能力の獲得の為には、自分で夢中なことを追求するアクティブラーニングが効果的
- アクティブラーニングでは自発性に活動できる環境を整えることが重要
- アクティブラーニングでは基本的に「教えない」
- アクティブラーニングの環境を整えたければ、モンテッソーリ教育施設を探そう
本稿は、次の書籍で得た学びを参考に記載しております。気になった方は手に取ってみてください!
他にも教育関連で記事を投稿しておりますので、気になった方は観ていってください!
ご閲覧ありがとうございました。
ではでは(^^)/