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プロジェクトのリスクメーカーとなる人員の特徴と対策

2021年9月16日

おはこんばんにちは、ゆーや@プロジェクトマネージャー人格です。

今日は、私が15年のプロジェクトワークの中で出会ったリスクを発現させるリスクメーカーを分類して、その特徴と対策についての考えをご紹介します。

こんな方におすすめ

  • プロジェクトマネジャー
  • 動きの速いプロジェクトに参画される方

プロジェクトのリスクメーカーとなる人員の特徴と対策

プロジェクトにおける失敗の8割はコミュニケーションの失敗に起因すると言われております。ひとえにコミュニケーションの失敗と言っても、これを引き起こす理由は、コミュニケーションを取る為の仕組みや、進め方など色々な原因がありますが、ここではその中でも人にスコープを当ててご説明します。

このコミュニケーションリスクを発現するリスクメーカーには、大きく分けて3種類の人種がいます。

  • 1種類目・・・自分が知らないことを理解するのが早いが、そのことを忘れて、黒歴史にしてしまう人(以後、①黒歴史型と呼称)
  • 2種類目・・・自分が知らないことを理解するのに時間が掛かる人(以後、②じっくり理解型と呼称)
  • 3種類目・・・自分が知らないことを記憶出来ない人(以後、③アスペルガー型と呼称)

①黒歴史型の特徴と対策

①黒歴史型の方の特徴は、わからないことや知らないことについての理解・吸収スピードがとても速いのですが、この知らなかったことを忘れてしまう為、その代償として、人が下についたときにうまく教えることが出来ません

この為、下に対して何がわからないかがわからない為に、下の人間がわかっていることを含めて知識のローラー作戦で、教えようとしてしまう為、往々にしてコミュニケーションコストを大幅に消費してしまいます。このコストに苛立ちを感じ、それを下のせいにしてストレスを発散してハラスメントを働いてしまうことが多いです。

教える対象が下であるならば未だしも、顧客が対象になると手が負えません。顧客からは何を言っているかわからない人というレッテルを貼られてしまい、間を取り持つ人員が必要となり、この間を取り持つ人員とのコミュニケーションにも大幅なコストが掛かってしまう為です。

①黒歴史型の方が、自分の知らなかったことを忘れてしまう要因には、その深層意識に、自分が知らなかったなんて認めたくないというプライドの高さや、早く物事を進めねばならぬという焦りがあります。①黒歴史型から脱する方法としては、まずはこれらの深層意識を認知することが有効です。そして、自分がわからなかったことを忘れてしまうリスクを理解することが有効です。

②じっくり理解型の対策

②じっくり理解型の特徴は、名前の通りでプロジェクトワークの前提となる知識についての理解に時間が掛かるタイプです。

一義的には理解の為に十分な時間を充てれば解決しますが、そもそも理解をブーストする手段として、絵を描くというスキルを学ぶことで大きく開花する可能性を持っております

絵を描くスキルが磨かれると、①黒歴史型の人を凌駕するほどの理解力を持つことが出来、さらに伝達力も高めることが出来る為、顧客や上のメンバー、下のメンバーを問わずに対話をすることが出来る為、飛躍が期待できるのです。

また、この方の理解力をブーストする為の別の方法としては、ストレスが掛かる方法ですが、とにかくわからないまま進めるというのもあります。

参考

一歩一歩理解をして牛歩するよりも、高速でわからないことと向き合うほうが早く物事を習得できます

図解 超高速勉強法―「速さ」は「努力」にまさる!

③アスペルガー型の対策

③アスペルガー型の特徴は、自分が興味がないことについての記憶力の容量が極めて少ないことです。この為、1時間前に教えたことなどが、平気で記憶から抜け落ちてしまい、知識を積み上げた思考というものが出来ません

但し、この症状は、自分が興味がないことという条件付きになる為、対応方法としては、自分が好きな道を突き進ませる、あるいは、好きだと思い込ませることが有効です。

まとめ

今回はプロジェクトでリスクを発現する3種類のタイプについての特徴と対策に関する個人的な解釈をご紹介しました。

どんな人も、この①~③の何れかに当てはまるはずですので(場合によっては複合的に)、あなたがプロジェクトマネジャーの場合、下のメンバーがどのタイプかを識別することによって、上手くマネージメントをしてもらえればと思います。

また、あなたがメンバーである場合は、それぞれの対策を試してもらえればと思います。

ご閲覧ありがとうございました。
ではでは(^^)/

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