もしもあなたが、自社でオリジナル商品を創る担当に任命された場合、あなたはどういった方法でオリジナル商品を考案しますか?
他社事例を参考にするというのが、右へ倣えの日本人がやりがちな行動様式ですが、実はそれでは商品の差別化が難しくて、ヒット商品を産み出すのが難しいです。
では、どんなアプローチが良いのか?ということで、今回は自社オリジナルの商品やサービスを作成する為の取っ掛かりとなるアイデアを綴ります。
こんな方におすすめ
- 自社でオリジナルの製品・サービスを開発したい方
目次
オープンイノベーションを引き起こす
自社オリジナル商品を産み出すときに考えたいのは、オープンイノベーションを引き起こすことです。そして、オープンイノベーションを引き起こす際の常套手段が、自社のデジタル化したデータ情報を他企業と連携させることです。
何故、他社のデータとの連携でしかオープンイノベーションが引き起こされないかと言うと、自社のデータの利活用だけで出来ることは限られており、既にアイデアが枯れているからです。
この他企業のデータ情報と連携する際の取組が、男女でつがいを探す婚活に似ていると思っています。
参考
相手選びの際は位置情報を保持している会社がまずはお勧めです。
この婚活を上手くする為のポイントは、自社製品で囲い込みをしないことです。囲い込み戦術は、自社商品を芋づる式に売ることが出来るのが魅力的ではあるのですが、皆が手をつなぎ合う時代において、個別仕様は使い勝手が悪くて選ばれない製品・サービスになってしまう要因になるのです。
独自の法則性から先読みする
また、オープンイノベーションに関わらず、オリジナルの製品やサービスを創る際は、他社との差別化が必要となります。この差別化は未だ他社がしていない取り組みを実践することになるわけですが、その際に普遍的な独自の法則性を頼りにするのが良いと思います。
例としては次のような法則性です。
- 独自性や専門性の高い技術は民衆化する
プログラムやAIが民衆化してきているように、まだ民衆化してきていないテクノロジーや専門技術を観るとよいでしょう。その専門技術は民衆化する為の要素技術自体はそろってきております。
もし、民衆化出来ていない専門技術があればそれを民衆化してみませんか?自社ノウハウを他社へ展開するのは勇気のいることですが、そこでシェアを得られれば別のマネタイズが出来ます。 - あらゆるものが個別化する
アパレルでは金太郎あめのような紋切り型の服を提供するのが一般的でしたが、個人に合わせたものを生産可能になりつつあります。
今まで個別化が不可能と思えていたようなもの(例えば会社や国など)でも個別化を出来る要素技術が揃ってきているハズなので、思い切ってそちらに舵を切ってシェアを確保しましょう! - あらゆるテクノロジーは広がり続けてやがて宇宙に広がる
ブロックチェーンやVR・ARが普及した姿を想像して、製品・サービスを想像すると良いと思います。
ブロックチェーンは透明性・権力耐性(スマートコントラクト)から取引に信頼性を付与することが出来ますし、VR・ARは今まで行けなかった場所の体験や身近になかったものを召喚するといった体験を創造出来ます。 - あらゆる機械部品は小さくなり続ける
衛星が10㎤で作られたり、塩粒ほどのカメラが作られたり、機械部品は機能を備えたままにどんどん小さくなってきております。
これによって、吸い上げれる情報が増えてきているのと、クラウド上に情報を集約しないでもの通しで連携が出来るような技術が形成されてきております。
これらの法則性を元に、先読みして他社が未だ実践していない商品・サービスを創り待ち構えるのがオリジナル商品を創る際の要諦になるのかと考えております。
おわりに
自社オリジナル商品を創る際は、オープンイノベーションを起こす為のデータの婚活と、独自の法則性から先読みをして他社と差別化出来るものを見出していきましょう!
といったところで、今回はここまでです。
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ご閲覧ありがとうございました。
ではでは(^^)/