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DXは虫歯治療に似ている?DXが必要な会社とDXを成功させる為に必要なこと

DXって虫歯治療にちょっと似てるかも?

DXという取り組みを抽象化すると「古い仕組みを壊して、そこに別のものを埋める」という概念になり、それって歯の治療に近かったのでそう思いました。

今回は、DXのこういった前提に立った上で、DXを成功させる為にはどうすべきかについて考えてみたので共有します。

こんな方におすすめ

  • DXを成功させたい経営者の方

DXが必要度合いが高いのは大企業

DXが必要な会社ってどんな会社だと思います?

答えを言ってしまうと、変化の流れに付いていけなくて経営判断が遅く、多様性の低いこれまでの時代に繁栄してきた会社です。

もっというと安定したサービスを提供する為に、社内にがんじがらめの様々なルール・仕組みを造って成長を為した大企業だと言えます。なので、大企業ほどDXが必要だと言えます。

DXを成功させるには経営者の正しい認知が必要

その大企業にとってDXを成功させる為に必要なことは何かというと、経営者がDXの必要性とDXで何をすべきかを理解していることです。

何故かと言うと、大企業は原則、厳格なピラミッドで権力が上部に集中しており、経営者が鶴の一声を発さないまま、いくら下々の存在が声を上げても変われない体質である為です。まずは経営者が大きな声でDXをすると発しないとDXは成立しないのです。

そして、これが一番難しいポイントなのですが、経営者がDXとは「これまでの自分達の成功を押し上げた仕組み・ルールを壊す行為」と認識する必要があります。

そもそも、DXが求められる背景である時代の変化に対応するには、安定の時代に機能していた会社としての方針を打ち出す為に行っていたヒエラルキーで承認を取って3ヶ月かかりますみたいな遅すぎる体質は役に立たない為、ここを壊す必要があるのです。

DXが求められる大企業でやっかいな点は、経営者だけでなくその構成員もそのように会社の方向性を変える為には3ヶ月かかりますみたいなやり方に慣れてしまっており、その仕組み以外のやり方はないと習慣としてしみ込んでしまっている点です。

この点を打ち壊せるのは、決定権のある上位層なので、とにかくトップダウンでがしがしと既存の遅い仕組みを壊していかないといけません。

DXは歯の治療に似ている

この様子は、歯を嫌々削る虫歯治療のようなイメージが合うかもしれません。

歯の治療というと「固い歯を削るツールとどこを削るか、何を詰めるかの知識」を保持していると歯医者じゃないと難しいように、DXに関しても「どのようなツールを使ってどこを壊して、代わりに何を埋めるか」を把握している治療者が必要と言えるでしょう。

しかし、残念なことにこのDXの処置を正しく行える治療者はほとんどおりません。それは、DXが導くであろう先の時代を経験したものが居ない為です。

これまでの安定の時代においては経営判断を仰ぐ場合は、他の事例を知る治療者から学べばよかったのですが、今はその他の事例が無いのと、あったとしても一見うまくいったように見えるこれから沈没するであろう泥船事例ばかりだからです。

どう治療すべきか?

では参考にすべきものが無いかというと、そういうわけでもありません。DXを必要とする会社は、DXが不要な会社を参考にすれば良いのです。

それが何かというと、スタートアップのように比較的最近設立している企業です。厳密にいうと、ただのスタートアップではなく、時代の変化に順応して業績を著しく伸ばしているティールと呼ばれる組織です。

ティール組織は名前が先行していますが、時代の流れと整合するように、その組織は多様です。ただし、根底にはシンプルなルールチェンジがあり、大企業が基本的に人を信じずにロボットのように扱うのに対して、ティールは人を信じます

全てトップダウンで動く組織ではなく、ティール組織は生命体のように自律的に様々なことを末端で決定して行動する為、変化に強いという特徴があります。

明らかに直すべきポイントもある

そうは言ってもティール組織が何かわからないから、何をすれば良いかわからない!という方も多々いらっしゃると思います。

仰る通りでティール組織自身を正しく認知している人もかなり少ないので、そこは個別に私にアドバイスを聞いてくれって感じなんですが、きちんと世の中のことを見据えていれば、少なくともDXでここは治すべきという点は一目瞭然だったりします。それはPDCAを基軸とするマネージメントです。

変化の加速する時代に計画の有効度は著しく減衰しております。計画してもすぐ先で計画がとん挫してしまうので、PDCAでの管理が意味を為さなくなるのです。

虫歯=PDCAだったとして、代わりの詰め物は何かというとOODAと呼ばれる変化に強いマネージメントです。

無価値化している計画をとっぱらって、周囲のデータを観察し、方向づけして行動していくというスタイルです。

このOODAを上手く機能させるためには、ニワトリが先か卵が先かの話ですが、判断材料となる様々なデータをデジタル化しておく必要があります。

ゴールのイメージは、AmazonをはじめとするECサイトのリコメンドエンジンのようなもので、データを元にオススメの施策をリコメンドしてもらうようにすることです。

ここまで言うとデータドリブン経営で、DXっぽいよねって思われる方が多いのですが、PDCAを壊すこととセットでデータドリブン経営を理解出来ている人が過小なのがこの記事を書いている現時点での私の感想です。

まとめ

まとめます。

  • DXがとりわけ必要なのはルールや規則で雁字搦めな大企業
  • 大企業をDXするには経営層の鶴の一声が必要
  • 経営者は自身の成功を支えた仕組みを壊す覚悟が必要
  • 仕組みを壊して代替する際は、そもそもDXが不要なティール組織を参考にするとよい
  • MUSTでやらないといけないのはマネージメントスタイルの変更(PDCA→OODA)
  • マネージメントスタイルの変更には周辺事象のデジタル化、集積、分析を行える環境が必要

ご閲覧ありがとうございました。
ではでは(^^)/

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