DXって9割失敗に終わるけど、どうすれば成功するの?
ということで、以前DXが失敗する要因についての持論をご紹介しましたが、今回は逆にDXを成功と呼ぶ為にはどんなことが満たされていれば良いかというアプローチで考えをアウトプットしてみたのでご紹介します。
こんな方におすすめ
- 何故DXの9割が失敗するかを知りたい方
- 逆にどうすればDXが成功と言えるかを知りたい方
目次
変化の時代に付いていく=計画を捨てる
安定の時代においては、DXなんてものを実施して変革をしなくても良かったです。ですが、昨今のVUCAの時代においては変革なしは衰退を示します。
DXをする必要が産まれた主な理由は、テクノロジーの指数関数的な加速によって発生した、様々な文化や価値観、マネタイズ方法、戦略が創出されることで、我々の日常の変革もこれまでの安定の時代と比べて大きく変革している為だと言えるでしょう。
この変革によって無価値化しつつあるものの最たるものが「計画」です。変化の早い時代において、先を見通すことはとても難しいです。それゆえ、安定の時代に機能していた計画が使えなくなるのです。
今の企業の多くは、この計画の上に築かれています。企業の生命線たる融資なども、この計画が重視されていました。
しかし、昨今はこの計画をベースにしたビジネスがほぼほぼ役に立たなくなっているので、ここから脱却する必要があるのです。
実は経営者の9割はこの事実に気付いていないので、それ故にDXが失敗に終わってしまうのです。
AI時代に付いていく=機械労働の廃止
テクノロジーの進展は、これまでの時代に有効な働き方であったロボットのような機械的な働き方を無価値化します。
皆さんご存知の通り、AIが機械的な作業を代替してしまうためです。
ここで重要になるのは、これまでの時代に有効だったマネージ方法である「管理」が機能しなくなる為です。
マネージ=管理と誤解している人があまりにも多いのですが、マネージとは「うまくやる」という意味なのでやり方が変わるのです。
管理とは、ロボットのように人の作業を把握して想定通りに人が動いているかを監視することですが、この時代にそんなことをする必要はありません。
人に求められるのは、自発性や、アジリティー(敏捷性)、創造性です。これは管理の中では非常に産まれにくいものです。これまでの時代と同じ様に管理を振りかざしつづける企業は、他社と比較して相対的に競争力が落ちてしまいます。
他社と逸脱する為には、トップダウンのアイデアではなく、ボトムアップで自律的に人が動くようなマネージが必要なのです。
この点も9割近くの経営者が気付いていないポイントです。だからDXが失敗に終わるのです。
DXでは、新しい仕組みが回るように、組織や仕組みを組替え、マネージメントスタイルを変えることが要件として求められているのです。
おわりに
また、今回も網羅的にDXの要件を洗い出せたわけではないのですが、重要な点をご紹介したつもりです。
考えの整理がとても荒いのですが、このように考えをアウトプットすることでブラッシュアップしていけたらいいな、なんて考えています。
またの機会に整理してみます。
ご閲覧ありがとうございました。
ではでは(^^)/