未来予想

カーナビ2.0

2019年12月7日

最近、土日にドライブしていたときに渋滞につかまった時に、カーナビを観ていて思いました。渋滞がわかっていて、他の道の交通情報もわかるなら、抜け道で最短距離を教えてくれたら良いのにと。

自動車にあまり乗らないので、その辺の事情には疎いんですが、現時点のカーナビの枠組みではこれは出来ないと思います。この課題を解決する方法を考えてので共有します。

常識の新陳代謝ポイント

旧常識

カーナビは最短経路を教えてくれるモノ

新常識

カーナビは最短時間経路を教えてくれる交通整理になる

こんな方に観て欲しい

  • カーナビメーカーの方々
  • 渋滞に苦しむドライバーの方々

カーナビ―をオートメーションするとどうなるか?

 

カーナビって基本的にナビゲートしてくれるのは最短距離ですよね。渋滞であろうとなかろうと、そういう路を出すのが今の一般的なカーナビだと理解してます。しかし、これだと芸が無さすぎる。

渋滞情報を掻い潜る道選定をしてもらうってのが、今のテクノロジーであれば出来ると思うんです。これまでの傾向を分析することで、最短時間のルートを予測するみたいな。裏には膨大な教師データがあるはずだから、機会学習とかで。

でも、これって流行り出すと、皆が最短時間のルートを通ろうとするので、逆にそこで渋滞が発生しちゃったりすると思うんです。

ナビゲーション情報のシェアリングがカーナビのNextステップとなる

最短時間のリコメンド(オススメ)経路被りの渋滞を回避する為にどうすれば良いかというと、他の車がどういう道を知った上でナビゲーションするということです。他の車がどういう路に案内されるかがわかっていれば、情報を比較することが出来れば、おのずと最適な経路を導き出せるんだと思うんです。

この為に必要なコトは何かって言うと、各カーナビメーカーがそれぞれ独自のデータに基づいて、閉じた世界で独自のナビゲーションをするのではなく、ナビゲーション情報自身をシェアするコトです。こうすることで、ナビゲーションと道路のキャパみたいなものから、真の最短時間の経路が導出することが出来るんだと思うんです。

50%の車はAの経路へ、20%の車はBの経路へ、30%の車はCの経路へみたいにして。

こういったナビゲーションの采配をカーナビが担うとなると、なんだかカーナビが交通整理する人みたいですね。

そうすると、ドライバーの裁量ってどんどん減っていきますよね。あーそれで、自動運転化も進むんですかね。

閉じた世界のカーナビはオワコン化

この流れが進むと、自分のナビゲーションだけ精度よく、他のメーカーに負けまいという競争精神を打ち出すカーナビは批判を集めるだろうし、結果として他のカーナビに予測精度で負けて淘汰されることになっていくと予想します。ナビゲーション情報をシェアリングして手を結び合ったカーナビメーカーが勝ち残っていくんだと思います。

話はそれますが、この辺りってクックテックも近い進展の仕方ですね。自社製品だけで囲い込みしようとすると、他の調理器具とシームレスに情報連携出来ないので、利便性負けしてしまいます。どんなモノ造りでも、シェアリングの流れってのは共通の流れなのかもしれませんね。シェアリングはエコ観点で進展するとは考えてましたが、利便性・サービスレベルの観点でも進展していくという観点はなかったです。

まとめ

まとめます。カーナビで渋滞回避が出来ないかという課題で次のように推測しました。

まとめメモ

  • カーナビが最短経路予測情報をシェアリングするコトで解決出来るのではないか
  • このシェアリングの流れはカーナビに留まらず、各製造分野で進展する

シェアリングするコトが競争に勝つ(存続する)術という形で、目的は生存や競争ですが、結果としてシェアリングの優先度が上がる流れがきそうなのはいいことですね。
そういう流れでもない限り、環境問題とかって解決していかないだろうし。

といったところで、今回はここまでです。

ご閲覧ありがとうございました。
ではでは(^^)/

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