今回は、プログラムをなされている人向けにプログラムのコーディングが早くなる右手だけで完結するショートカットキーをご紹介します。この右手ショートカットキーですが、利便性の認知が低い為か、研修のコンテンツでも見かけることがないので知らない方も多いのではないかなと思い、ご紹介しようという思いに至りました。
プログラムのコーディングだけでなく、文章を記載するときにも活用できるテクニックで、PCを用いた作業生産性は結構上げられるテクニックだと思いますので、興味を持たれた方は是非お試しいただければと思います。
常識の新陳代謝ポイント
旧常識
新常識
こんな方におすすめ
- タイピングワークを効率的にしたい方
- プログラマーの方
- 日々の作業の生産性を上げたい方
目次
1.前提(ショートカットに必要なボタン)
今回ご紹介するキーボードにおける次の図の青枠で囲われたキーを用います。ノートPCの方の場合は、キーボードが必要になる可能性が高いので、その前提でご覧ください。
2.プログラムはコピー&ペーストが基本です
プログラムをコーディングする際は、コピー&ペースト&切り取りが基本になります(以下、便宜上の為、切り取りを省略します)。これは、コーディングでは、長い関数名を入力したり、前後処理としてワンセットでコードを記載するような場合が多く、プログラムを直打ちするのが非効率となるケースが多いためです。この為、プログラムのコーディングのスピードは、如何にコピー&ペーストを早く出来るかが重要となってきます(それ以外の要素も勿論ありますが)。
ココがポイント
如何にコピー&ペーストが早く出来るかが重要
この際に、マウスコントロールが物凄く手馴れている方もいらっしゃると思いますが、慣れると圧倒的にキーボードコントロールのが早いです。感覚値ですが、キーボードコントロールにおける早さはブラインドタッチの習得前後みたいな速度の差が出ます。
3.コピー&ペーストの肝はドラッグ範囲の正確で素早い選択
コピー(切り取り)&ペーストをする為に重用なことは、コピーの対象を素早く正確にドラッグすることです。
マウスでドラッグすると、一文字だけドラッグできなかったり、関係のない行までドラッグされたりいとイライラすることがありませんか?
このような悩みは、キーボードオペレーションで緩和できます。実際にどのようにドラッグをするかをご紹介していきます。
4.ドラッグ用の右手技
Shift+→、Shift+← :1文字単位のドラッグ
Shift+Ctrl+→、Shift+Ctrl+← :単語単位ドラッグ
結構多用します。「.」の前後で止まってくれるので、便利です。普通の文章でも使えます。
Shift+home :カーソル位置から行頭ドラッグ
Shift+End :カーソル位置から行尾ドラッグ
Home後にShift+↓ :行ドラッグ
Shift+PageUp :上1ページ分の範囲ドラッグ
Shift+PageDown :下1ページ分のドラッグ
5.右手コピー&ペーストショートカット
さらにドラッグ後に右手で出来るコピー&ペーストのショートカットコマンドもご紹介します。
多くの方はコピー&ペーストというとCtrl+CやCtrl+V、Ctrl+Xを想像されると思いますが、キーボード右側の部分に配置されたボタンを駆使すると、右手だけでオペレーションをすることが出来ます。
左手の仕事はTabキーや、Alt+Tabや、Windowsキー+Tab、半角/全角切り替えであったりFnキをー多用する役割があるので、右手技を覚えればいい感じに作業分担ができます。
Ctrl+Insert :コピー
Shift+Delete :切り取り
Shift+Insert :ペースト
Ctrl+Delete :単語単位Delete
Ctrl+Backspace 単語単位Backspace
6.キーボードオペレーションのススメ
余談ですが、大体の操作はマウスよりもキーボードオペレーションのが早いです。
Excelなんかは顕著にスピードが現れます。
PowerPoint位じゃないでしょうか、マウスでないと出来ない操作って。
キーボードでしか操作できない環境を作るとマウス離れが進みますよ。
7.まとめ
まとめメモ
- コピー&ペーストがプログラムには重要
- コピー&ペースト は対象を選択するドラッグが肝である
- ドラッグは右手技を用いることで素早く・正確にできる
- 右手ショートカットキーを覚えると右手だけで多くの作業が出来るようになる