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抗生物質は腸内フローラを壊し、様々な身体への悪影響の温床となる

2021年9月4日

あなたは病院で抗生物質を処方されるとなんだか安心しませんか?私は、これを飲んでいれば、細菌感染の病状を回復してくれるものと捉えていて、すごくありがたいものという認識を抱いていました。

しかし、この抗生物質はその反面として、腸内フローラの常在菌をも破壊し、身体に悪い影響を及ぼす側面もあります。今回はこの辺についての話をご紹介します。

こんな方におすすめ

  • 抗生物質に安心感を頂いている方
  • 原因不明の便秘、下痢、食欲不振、頭痛、疲れ、低血糖、アレルギー反応、うつ、集中力の低下、情緒不安定等に悩まされている方

抗生物質とは

抗生物質には、似たような名前のものがいくつかあるので、それぞれ定義を整理しておきます。

抗菌薬(抗菌剤)・・・細菌の増殖を抑制する働き(除菌作用)、直接細菌を殺す働き(殺菌作用)をもつ薬のこと

抗生物質(抗生剤)・・・抗菌薬のうち、細菌や真菌といった生き物からつくられるもの

このように抗菌薬のが広範囲の意味を指し示すことがわかります。今回は敢えて抗生物質のお話をしていきます。

抗生物質が腸内フローラを壊し、様々な病状を引き起こす

この抗生物質ですが、細菌性の病気の時に処方されるのですが、抗生物質を服用すると腸内フローラを形成している細菌達も除菌・殺菌されてしまいます。この後に、もちろん細菌が再び増殖するのですが、この組成はそれまでのものと異なってきており、悪玉細菌のカンジダが増殖させてしまいます。

2014年1月に筑波大学と米・ミシガン大学の研究では、このカンジダの増殖が、喘息などのアレルギー性炎症を悪化させるメカニズムを解明しております。簡単にこのメカニズムを説明すると、腸管内で増殖したカンジダが排出する毒素が、血液を介して肺に到達し、肺内でM2マクロファージが増加させ、これが喘息などのアレルギー性炎症を悪化させるというものです。(参考

また、増殖したカンジダ菌は腸管粘膜を溶かす物質を分泌させ、腸の粘膜を損傷させることで「リーキーガット症候群」や「遅発型フードアレルギー」として、様々な病気を引き起こします。(参考

参考:リーキーガット症候群の症状

  • 消火器症状:便秘、下痢、食欲不振、栄養障害
  • 全身症状:頭痛、疲れ、低血糖、アレルギー反応
  • 精神症状:うつ、集中力の低下、情緒不安定

引用元:E Startマガジン

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カンジダを駆除するには?

この抗生物質によってカンジダ菌が増加した状態で、麹やら味噌、野菜を使って腸内フローラを育てようとしても、このカンジダ菌を助長してしまう為、一度腸内環境をリセットする必要があります。

ここで、出番になるのは断食です。カンジダ菌は糖代謝を行う為、断食をすることに糖分を断つことでカンジダ菌を減らして、腸内をヘルシーな環境にリセットができます。

腸活をしよう!と志す方は、一度断食をしてからをお勧めします

まとめ

まとめます

まとめ

  • 抗生物質を服用することで腸内フローラが破壊され、悪玉最近のカンジダ菌が増殖する
  • 増殖したカンジダ菌は腸壁を壊し、リーキーガッド症候群を引き起こす
  • カンジダ菌の駆除には断食が効果的

抗生物質を服用したことが無い人なんてほぼほぼいないと思いますので、健康に問題意識を持たれている方は腸内フローラをリセットする為に、一度で良いから断食を経験された方が良いかもしれません。

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