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「デルタ株はワクチン接種したほうが感染死亡率が高い」はミスリード!?肩書に踊らされずにきちんと統計を観よう

小林 祐也(ぷーさん)

◆日々の困り事を解決する為に、ライフハックや、ヘルスケアノウハウを発信し、次の時代を担う"ティール組織"や"価値主義"を普及させる仕組みを構想しております

おはこんばんにちは、ゆーや@調査好き人格です。

今日は、ワクチン接種を危険視する気持ちはわかるけど、正しく統計を観ようよという話をします。

デルタ株はワクチン接種したほうが死亡率が高い?

2最近、2021.6.18付けのイギリス保健症が出したデルタ株での死者数についてのレポートを元に、ワクチン2回目の接種者の志望者が非摂取者の6.3倍にのぼるという見解を出しているYoutuberさんがおりました。

ワクチン危険説を唱える方にとってみると、ワクチン反対運動を煽る格好の題材です。

この話を真に受けると、

「ワクチンを接種したから死亡率が上がったの?」

「ワクチン接種しないほうが良いんじゃない?」

ってな風に解釈してしまいますよね。しかし、これは只のミスリードに他ならないと私は考えます。というのも、この見解には、年齢分布を考慮していない為です。

年齢分布を加味すると結果は変わる

コロナは高齢になるほど死亡リスクが高い為、高齢者から順次ワクチン接種を進めていくというのがスタンダードなプロセスで、日本はもちろんイギリスもこの順にワクチン接種が進められています。

このプロセスを考慮すると、次のポイントのように、ワクチン接種有無に年齢の偏りが出来ることになります。

ポイント

ワクチン2回目の接種者=死亡率の高い高齢者の割合が多い

ワクチン非接種者=死亡率の低い若年者の割合が多い

この年齢分布を加味して統計を出すと、ワクチンを接種したから死亡率が増えたとはならないはずです。

同じような話が昔あって、日本のガンの死亡率は他国と比べて増えているという見解から、「抗がん剤治療がいけない」「抗がん剤治療をしないのがいけない」みたいな抗がん剤の是非を問う議論が展開されてたことがありました。この見解も実は年齢の軸を入れない解釈をしていたのですが、年齢を軸に入れると、むしろガンの死亡率は横ばいから減っており、不毛な議論が産まれておりました

ワクチン接種の危険性は理解できる

ただ、ワクチン接種を危険視する方々の言い分もわかります。

こんなに急ピッチでワクチンの認可が降りることは異例ですし、

こんなに急ピッチで何十億という大量のワクチンが生産されているという状況も異例ですし、

そんな大量のワクチンがどこの国でどのような管理の元で作成されたものかわからないわけです。

1本4000円とも言われるワクチンは巨額の特需を産んでいることでしょうから、不正を働いたり、中抜きしたりと良からぬことを企てる輩もいるのでしょう。

実際問題、昨今はワクチンに異物混入などの話も明るみに出てきたので怪しんで然るべきとは思います。

とはいえ、自分の都合の良い解釈でデータを誤って解釈するのは如何なものかと思うのです。

まとめ

デルタ株の危険性、ワクチンの危険性についてはどうしても理解出来ますが、その意見を正当化する為に、誤ったデータ解釈をするのは危険ですよというのが言いたいことでした。

こういう自分が考えに沿うような情報を集めたり、都合の良い風に解釈を進めてしまう思考の癖を確証バイアスとかって言ったりするんですが、今の時代において誰しもはまりやすいバイアスなんで注意が必要です。

ちなみに、最初にご紹介した医学博士のYoutuberさんは、以前に今回と同様に論文からワクチン治験の危険性を訴えるような動画をアップしていたんですが、論文の解釈が誤っており多数のコメントでの指摘を浴びて動画を消していました。

そして、年齢別でみるべきというコメントがあったためか、この後に別の動画で年代別での報告を出していました。

変化が加速するVUCAの時代になり、専門家の知識や経験も陳腐化してきました。たとえ信用のおける肩書の専門家の発信内容であったとしても、誤っていることが多々あるので自身で真偽を見分する習慣もつけていきましょう!

閲覧ありがとうございました。
ではでは(^^)/

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