最新テクノロジー

迫り来る宇宙時代

2019年9月1日

これまで、宇宙に関わるお話はSF:サイエンスフィクションと呼ばれるフィクションのお話でしたが、最近この位置づけが変わりノンフィクションになりつつあります。民間でのロケット開発成功のニュースや、お金を出せば月旅行にも行ける?というような話が出てきたからです。

この記事では、宇宙に関して私が面白いなと感じたニュースをまとめてご紹介し、宇宙技術に対する認識の新陳代謝を促進します!

常識の新陳代謝ポイント

旧常識

・宇宙は関わるコトの無い空想の世界
・宇宙事業は国家主導
・人工衛星はでかいモノ

新常識

・宇宙は手の届く現実の世界
・宇宙事業は民間主導
・人工衛星は小さいモノ(10cm3

こんな方におすすめ

  • 流行りモノが好きな方
  • 宇宙に興味がある方
  • SFモノが好きな方

民間にでロケットの打上が成功

国内発の民間ロケット打ち上げ成功

2019年5月4日にホリエモンさんが出資するインターステラテクノロジズ社が、
国内民間初のロケットの打上に成功し、「MOMO3号」は宇宙空間に到達しました。
ロケット開発が民間でも可能になるという結果は、より宇宙への開発を身近にする事例でした。

民間で月旅行?

テスラを率いるイーロン・マスク氏の、
民間人として世界で初めて月を周回するプロジェクト
「#dearMoon(ディアムーン)」に
ZOZOTOWNの前澤社長が搭乗するという話が話題になりました。
ZOZOの経営難の状況に際して、
キャンセルしたというフェークニュースも出回って、
最近の動きがよくわかりません。
誰が搭乗することになるかはわかりませんが、
2023年の決行が気になるところです。

このニュースを観て、月旅行は
「彼らのようなエグゼクティブだから出来るんでしょ?」
そう思う人も多いかもしれません。
しかし、この状況はその昔、自動車やテレビが一部の富裕層でしか所持出来なかったという状況に似ています。
この状況は、民間にテクノロジーが普及する前段階のステージまで、
テクノロジーが進んでいる証拠
なのではないか?と個人的には思います。

ロケット開発を支える技術

民間がロケットを簡単に開発するコトになった背景には、
色々な技術の進展があります。

ARを活用してロケット造り?

航空宇宙産業ではこれまで、
数千ページにも及ぶ紙のマニュアルを使って、
従業員へ作業内容を指示伝達してきたそうです。
こういった作業から脱却する為に、AR技術が活用されているようです。
AR技術を用いるコトで、
複雑な作業内容をハンズフリーで対応出来るようになるんだとか。

3Dプリンターでロケット開発?

ミクロの世界からマクロの世界で大活躍の3Dプリンター。
この技術はロケット開発でも鍵となりそうです。

Relativityが3Dプリンター技術で製造するロケット「Terran 1」は、
重量1250キログラムの荷物を低軌道に送り込む能力を持ち、
打ち上げコストは約1000万ドルになり、
成功すればキログラムあたりの打ち上げコストを最も安価に抑えられるそうです。

3Dプリンターは、1個開発に成功すれば、
量産体制に入れる為、
ロケット開発で一番の敷居となるコストを下げてくれそうです。

人工衛星技術の進展

衛星が小さくなった

皆さん、衛星ってどの位のサイズをイメージするでしょうか?
こんな図のようなイメージありませんか?

最近、人工衛星のサイズが物凄く小さくなったそうです。

わずか10㎤位です。

この衛星のサイズの縮小化に伴い、一度のロケット打ち上げで、400位の衛星が放出されるようになりました。

ジェット機から人工衛星を打ち上げる?

最近は、地上ロケットを用いずに人工衛星を打ち上げる取り組みも行われている。ボーイング747の主翼に小型ロケットが装着され、高高度にて分離し、軽いペイロードを搭載して地球の低軌道へと比較的に短い距離を飛行するという方法だ。この方法は地上ロケットを用いないことで、大きなコストメリットがあるそうです。

人工衛星データのオープン化

こういった背景もあってか、人工衛星から得られるデータをオープン化するサービスも出てきました。

人工流れ星?

世界初の人工流れ星実現を目指す民間宇宙ベンチャーALEは、
人工流れ星を作り出す「人工衛星初号機」を完成させたそうです。

初の人工流れ星は2020年の春になるとのコト

そのうち、
「隅田川花火大会」みたいなノリで、
「隅田川流星大会」みたいなのも企画されるようになるかもですねw

宇宙の環境維持

宇宙へのチャレンジが増えてくる中で、
宇宙環境自身の保全もテーマとして挙がってきています。

宇宙ゴミ対策

宇宙へのチャレンジをご紹介しましたが、
アストロスケールという起業の事業は、
これを保全するような取り組みで、
スペースデブリの除去を目的としている。

宇宙は誰のものって線引きがなく、
誰も保全しようとしないから、
ゴミが散らかり倒す可能性があるんですよね。

そのゴミのせいで、物凄いお金かけた衛星も壊れたり
落下物による被害とかで意味不明な死を遂げる人とかも出てくる。
そのリスクは誰かが摘み取らないとです。

宙軍設立!?

2019年8月29日に、陸海空軍に加えてついに宇宙軍が編成されるコトになったそうです。
任務は、人工衛星の運用や宇宙空間の監視、ミサイル警戒などだそうです。
ガンダムっぽい世界になってきましたねw

宇宙へのテクノロジー普及は必然?

『お金2.0』で話題となった佐藤航陽さんは、
別の著書で、テクノロジー普及に関する法則を言及しています。

テクノロジーは、
最初は普及実現が不可能と思えるステージを超え、
やがて空気や水のように普及し、
最終的に宇宙に広がるという内容です。

電気やインターネットはこの法則に則り
水や空気のように浸透してきています

この法則に則るとテクノロジーは宇宙まで浸透していくのですが、
電気やインターネットのテクノロジーは
次のステージに普及していくのでしょうか?

おわりに

宇宙関連で集めてきた最新ネタをご紹介しましたが、宇宙技術に対する認識は変わりましたでしょうか?

我々が生きている間にもひょっとしたら、宇宙へ旅立てるタイミングがやってくるかもしれませんね。

環境問題とかをうまく宇宙事業でカバーできるといいなぁと思いつつ本稿はこれで締めたいと思います。

ご閲覧ありがとうございました。
ではでは(^^)/

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