生産性

名探偵でも誤推理をする?判断を誤る原因と対策

2019年8月22日

皆さんは自分の推理力に自信がありますでしょうか?
わりと推理には自身があるっている人が多いと思います。
私も漏れなく、そういう自己評価の人間ですw
しかし、最近、読んだ「いけない」という小説の中で、自分の考えを何回も間違えるという経験をしました。
これは、そういう騙すことを狙いとした小説だからで、ミスリードを誘う表現が意図的に散らばめられていた為です。

この小説で騙された結果として思ったコトは、正しい情報が収集出来なければどんな優秀な人でも誤った推理や判断をする可能性があるというコト。
本記事では、どういった時に正しく情報が伝達されないかを整理し、対策方法を考えてみました。
出来るだけ正確な判断をしたいと考える方は、本記事を見て普段の言動を振り返ってもらえればと思います。

常識の新陳代謝ポイント

旧常識

名探偵はどんな状態でも完璧に推理出来る

新常識

名探偵でも情報が集まらなければ誤推理する

こんな方におすすめ

  • 出来るだけ正しい判断をして仕事をしたい方
  • 正しい判断を出来る環境を創りたい方

名探偵でも誤推理をする?判断を誤る原因と対策

どんな名探偵でも、情報が誤って伝わると、間違った推理をしてしまうものです。情報が誤伝達される原因は、情報の発信者の問題、受け手の問題、環境の問題と様々です。

情報発信側の問題

誤った理解

情報発信者が誤った理解をしている場合、正しく情報は伝達されません。これを招くのは、情報自身が難解であり、報発信者の情報整理能力が不足しているが場合です。情報を正しく要素分解、構造化出来ていないと、情報発信者自身が正しく理解できません。情報発信者自身が正しい理解に至らないと、正しい情報は伝わりっこないですよねw情報整理能力を培う為には、色々な情報の構造化パターンを覚えて、経験を積むしかないと思います。

加工の失敗

情報をノイズカットという余分な情報を削ることで、受け手に伝えたいことだけを際立たせる手法があります。これをやり過ぎて、事実を伝えそこねてしまうコトがあります。対策方法としては、情報の取捨選択を適切に行うコトなんですが、経験が無いと難しいのです。こういう場合の対策としては、情報発信者と受信者の双方にBIツールを持たせると良いです。BIツールは、ノイズカットで大枠を掴める状態で情報を表現しつつ、ドリルダウンで詳細情報の把握を簡便に可能に出来ます。

属人化

天才と呼ばれる人が起こしやすい情報伝達の問題。自分がわからなかったコトを忘れてしまったり、情報を理解する為に必要な情報を周知事項であると勘違いし、説明を省いてしまうコトで正しい理解を伝えられないケースです。
この状況に対する対策は、自分がわからなかったコトを記録していくというコトです。調査したコトは記録するようにしておくようにしましょう。一番記録に残りにくいのは、誰かとのコミュニケーションの結果で明快になったコトです。こういった場合には、文章に残らないコトが往々にしてあります。質問管理表などを作って管理するのも手間なので、質問の経緯をそのまま残せるSlackなどのコミュニケーションツールを用いる事がお勧めです。

情報操作が目的

冒頭で話をしたケースです。これまでのケースとは異なり、情報発信者が意図的にウソの情報を流し、相手の情報統制を乱すコト自身が目的のケースです。これを防ぐ為には、情報発信者が敵対戦力かどうかを見抜く必要があります。とはいえ、そんなコトを考えていたら関係がぎくしゃくしてしまいます。そんな敵対環境には居ないのが一番の対策かなって思いましたw個人的には、そんなコトを考えるのは嫌です。

情報の受け手の問題

時間がなく早合点でわかったつもりになる為

昇進し、パワーを持った受け手にありがちの問題です。時間に追われるようになり、素早く情報を吸い上げ理解をする必要が発生する為に、やりがちな問題です。実績を積み上げた要因に対する自己評価が誤っていて、理解能力が優れているという勘違いが発生している場合が多いです。こういう人は、間違った理解を基に、間違った判断を重ねてしまう為、下から情報が吸い上がらなくなります年功序列だから発生する問題だと勘違いしている人もいますが、上下関係が成り立つシーンでは常に発生しうる問題です。パワーを持つほど、よいしょされることが多くなって、自分に対して誤認知が産まれやすくなるので、パワーを持つものに対して待ち受ける甘い罠です。
対策としては、なるべくパワーを持ってもそれを振り回さないように、謙虚な気持ちでいるコトです。上下関係を作らないティール組織での運用も効果があります。

勉強不足の為

情報の受け手が、純粋に情報を受け取って理解する為の、前提情報が不足している為です。この場合の対策は、受け手が色んな方法で前提情報を身に付ける姿勢が必要ですが、受け手が、情報をキャッチアップしやすいようにWikiやSlackなどの環境を整える事も対策になります。

仕組みの問題

ルールが徹底されていない

言葉の統一といったルールが徹底されていないと、情報の発信者も受けても誤解が発生しやすくなります。同じ意味のコトを別の言葉で説明されると、受け手は知らないコトの話をしているように感じます。言葉は往々にして環境によって、違う使い方をされますので、用語集などで現場毎に定義を残すようにしましょう。また、誤解を招きそうな用語の場合、適切に形容とセットの定義にしましょう

情報統制をし過ぎない

情報統制をし過ぎてガチガチにルールでしばりすぎると、情報が吸い上がりにくくなる傾向があります。前項と矛盾するような内容ですが、とりわけ上が下に強いるといった文脈の話です。上が下に強いるルールは最低限にしましょう

心理的安全が担保されていない

発言するコトで、自分の安全が損なわれるような現場でも、情報が吸い上がりにくくなります。出来るだけ、下位のメンバーから意見が吸い上がるような環境造りに努めましょう。そういう意味だとやっぱりティール組織がマッチしているな。

まとめ

情報が揃わないと名探偵でも推理を誤るという条件というコトで、情報が正しく伝達されない場合とその対策を書きました。

出来るだけ、自分や周りのメンバーが名推理と判断を履行出来るように、情報を正しく伝達出来るように努めていきましょう

いけない の感動を伝えようと思って色々と余計なコトを考えてしまったっていうのは内緒です

 

ご閲覧ありがとうございました。
ではでは(^^)/

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ゆーはち@ライフハッカー

ヘルスケアをはじめとするライフハック情報を発信し、常識の新陳代謝を促しています! 主な著書は「新陳代謝すべき健康の常識

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