あなたは普段の呼吸をどこでしていますか?もし、口と答えたあなたは、呼吸習慣を見直した方が良いと言えるでしょう。
ヨガを初めとして多くの健康法や拳法などで古くから呼吸の重要性は説かれており、その有効性が故に体系化されて今日に伝承されております。この呼吸の有効性については、科学的なアプローチでも証明されており、その呼吸の仕方如何によっては脳波がβ波からα波やΘ波に変わり、記憶力・集中力が向上させたりする効果が知られております。
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この記事では、そんな呼吸の基本様式として、口呼吸との対比で鼻呼吸の優位性と実践方法をご紹介します!
常識の新陳代謝ポイント
旧常識
新常識
こんな方におすすめ
- 花粉症に悩まされている方
- 記憶力や集中力を高めたい方
- あごの下のたるみが気になっている方
目次
口呼吸の悪い所
まずは、鼻呼吸と口呼吸を比較した際に、口呼吸の悪い部分をみていきます。
口呼吸は口内環境を悪化させる
口呼吸をすると、口内が乾燥し、だ液による殺菌消毒が不十分になり、悪玉菌が繁殖しやすくなります。
結果として口腔内環境が悪化し咽頭、口腔内に病巣感染を引き起こします。また、口内の乾燥は虫歯も引き起こしやすい状態をつくります。
口腔内の病巣が多くの病気の原因となる
上記の咽頭や口腔内の環境悪化はこれだけに留まらず、その病巣を感染源として、口から離れた部位に病巣を引き起こします。なぜなら、口腔内の病原体を迎え撃つために顆粒球が増え、活性酸素を用いて悪玉菌を処理するのですが、この活性酸素の処理がおいつかずに、血液やリンパ液の流れにのり、全身に運ばれていろいろな組織を傷つけてしまうからです。
具体的な二次病巣の発現例としては、急性肺炎、急性虫垂炎(盲腸)、間接リウマチ、アトピー性皮膚炎、腎臓病など、多くの病気発生の一因となっているそうです。
これを証明するファクターとして、口呼吸の人のほうが、関節リウマチや虫垂炎の罹患者が多いという事も研究でわかっているそうです。関節リウマチの3割は虫垂炎になるという統計もあるそうです。
酸素の取込量が少ない!?
皆さん口呼吸のが酸素の取込量が多いと思っていませんか?私もそうでしたがそれはアップデートすべき常識です。肺胞の粘膜は湿気が少ないと働きが悪くなり酸素の吸収量が減ってしまうそうです。鼻呼吸は湿度を調節する機能があるので、同量の空気を吸い込んだ場合、口呼吸と比較すると鼻呼吸のほうが酸素の摂取量が多くなるそうです。
本当に鼻呼吸のほうが優位なのかを試すべく、鼻呼吸でランニングしてみたところ、びっくりしました
全然、鼻呼吸のみでいける!!
むしろこっちのがスピードが速い!!
(ちなみに、本気で運動するときは、口と鼻の両方のがよいという説もあります。)
アデノイド(ぷる顎)の要因にもなっている!?
口呼吸は、容姿を変容させる一因にもなっています。口呼吸の人は舌筋が衰えてしまうのですが、舌筋や口輪筋が衰えると下顎がさがります。顎が無い、顎が二重になるぷる顎の原因の一つだそうです。(痩せていて顎が無い人はそうだといえると思います。)
あなたは鼻呼吸?
鼻呼吸と口呼吸の見分け方
これは、明日から使える豆知識として覚えておいてください。鼻呼吸をしている人と口呼吸をしている人には決定的な差があります。それは口内における舌(ベロ)の位置です。
口呼吸の見分け方
- 口呼吸をしている人は舌(ベロ)の位置が下顎側にある
- 鼻呼吸をしている人は舌(ベロ)の位置が上顎側にある
あなたはご存じでしたか?私は知りませんでしたw
鼻呼吸の良い所
鼻呼吸で風邪やインフルエンザに罹患しにくくなる!
鼻で呼吸すれば、鼻腔の繊毛と粘膜、上咽頭がウィルスの侵入を防いでくれるので、罹患率が低くなるといわれています。口で呼吸するとダイレクトでウィルスを取込む事になるので、それは感染しやすいっすよね。
マスクはしないほうが良い?
実はマスクを装着するとマスクの布が鼻呼吸を苦しくしてしまう為、口呼吸をすることになるそうです。「冬はマスクをして過ごすもの」という常識のあるかた、鼻呼吸で冬の時期を過ごしてみませんか?
口呼吸が鼻づまりを誘発する?
花粉症や通年性のアレルギー性鼻炎は、口呼吸が引き起こしているそうです。私も小さいときから、ずっと鼻づまりに悩まされていましたが、鼻呼吸に変えて以降はあまり鼻づまりに悩まなくなりました。どうしても鼻づまりで鼻呼吸に移行できない人は、鼻うがいがおすすめです。鼻うがいは面白かったので、別の話で取り上げてます!
片鼻づまりは正常って知ってた?
明日から使える豆知識の第二弾です。鼻って実は両方通っていることはないって知ってました?実は左右の鼻は交代制で数時間毎にメンテナンスの為に切り替わっているそうです。
「片方の鼻がいつもつまってるんだよ」って嘆いているあなた!
その状態は、正常ですからっっ!!
鼻呼吸はいびきもかかなくなる?
口呼吸をしていると、舌筋が衰え、舌が沈下して気道を防いでしまうことによっていびきをかいてしまうそうです。
あいうべ体操をしよう!
鼻呼吸を自然に出来るようにするためには、「あいうべ体操」が有効です。
「あいうべ体操」とは「あー」「いー」「うー」「べ-」と口をはっきり開けて発声する口の体操です。「べー」で舌を思いっきり出すのがコツです。
これをやると舌筋が鍛えられます!最初の頃は結構筋肉痛になります。
おわりに
今回は、口呼吸との対比で鼻呼吸のメリットをご紹介してみましたが、面白そうだなと感じられたら思い立ったが吉日ですので、是非実践してみてくださいね!
我々は身体が資本ですので、健康をアップデートしましょう!
他にも色々な健康法を紹介しておりますので、気になった方は次の書籍を読んでみてください!
本書は、食事と健康法の常識を見直して、理想の健康を手に入れるためのガイドです。食べ物と性格の因果関係や、自然塩の重要性、水の適切な飲み方、オメガ脂肪酸の選び方、グルテン、グリホサート、トランス脂肪酸の問題、牛乳、加工肉、インスタントラーメン、抗生物質、サプリメント、農薬の影響と回避方法など、食事に関する常識を多角的に解説します。また、健康法についても、断食、梅流し、セルフ鍼治療など、健康に効果的な方法を紹介しています。
本書を読めば、健康に良い食事の選び方や、健康法の実践方法がわかります。健康に関する知識が少ない方から、より深い知識を持つ方まで、誰でも読みやすい内容となっています。是非、本書を読んで、理想の健康を手に入れましょう!
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ご閲覧ありがとうございました。
ではでは(^^)/