外資企業で働いていると、やたらと単語の頭文字を使った英文字短縮表記に出会います。これは英単語が日本語と比較すると文字数が多い為で、短く表示することでタイピングの手間を削減したり、資料上に簡潔に表現をする目的があって理に適ったものになっております。
問題は、この単略表記の英文字表記をExcelさんやWordさんに打ち込んだときに、お節介機能で勝手に変換される場合があることです。タイトルに挙げたようにACNがCANに変換されたり、HSIがHISに変換されたりし、変換された文字をちまちま修正しなくてはならなくなり、イライラが募ったりします。
本稿では、この自動変換をしないようにする方法をご紹介し、あなたが快適にExcelやWordなどで作業が出来るサポートをします。
こんな方におすすめ
- Office製品の英単語の自動変換がうざいという方
目次
Office製品が勝手に変換してくる英文字
冒頭やタイトルでは、自動変換をしてくる対象をExcelさんWordさんと書きましたが、正確にはOneNoteや Power Pointを含んだOffice製品すべてがこの変換仕様を持っています。
この変換仕様の対象ワードはというと、次のように英語でよく使う単語になります。
- AND変換
ADN・・・アンカレッジ・デイリーニューズ (the Anchorage Daily News) - CAN変換
CNA・・・CNA秋田ケーブルテレビ - Her変換
EHR・・・電子健康記録(Electronic Health Record) - His変換
HSI・・・ハビタット適正指数(Habitat Suitability Index) - Had変換
HDA・・・北海道開発庁(Hokkaido Development Agency) - He変換
HGE・・・金メッキ(Hard Gold Electroplated)
これらは一例であって、結構たくさん自動変換される英単語があります。
Office製品に勝手に英文字変換させない方法
これらの英文字の勝手な変換仕様をやめさせるには、オートコレクトのオプションをいじります。
具体的には、Excelで「ファイル」⇒「オプション」⇒「文章校正」⇒「オートコレクトのオプション」⇒「修正文字列」で対象文字を検索して「削除」でOKです。
ここではExcelでの設定例を挙げましたが、他のOffice製品でも同じ設定枠があります。
また、どれかのOffice製品でこの設定をすると、他のOffice製品でもこの英文字変換がされなくなります。例えばExcelで設定すると、PowerPointやWordでも変換がされなくなります。(但し、これらのツールの再起動が必要になりますが)
まとめ
今回は、意外にうざい仕様だなと思っている人は多いのでは?と思うOffice製品の英文字自動変換をやめさせる方法をご紹介しました。
これを変えるだけで、入力のストレスが減って多少なりとも生産性が上る方もいるかと思いますので、この仕様で悩んでいる方は是非、試してみてください!
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