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退路を断つシリーズ1:「退路を断つ」アプローチの効果を考えてみた

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皆さんは、どうしても成し遂げたい込み上げる熱い思いがあったとしたら、どういった手段をとりますか?退路を断って、その道に飛び込んで、やりたいコトを成し遂げようとしますか?退路を残し、今居る自分のポジションの中でやりたいコトを成し遂げようとしますか?以前、私は起業をされている仲の良い方から、本気になれるコトが見つかったら「退路を断つ」アプローチをすると良いとオススメされました。今回は、そのとき教えてもらった「退路を断つ」コトのメリットをご紹介しようと思い、筆をとったのですが、考えを整理するなかで、「退路を断つ」コトがあまり有益ではないのではないかと考えが変わりました。今回はそういった考えに至った経緯として「退路を断つ」アプローチと「退路を断たない」アプローチのメリデメをご紹介します。また、その裏付けではないですが、今を時めく有名企業の起業プロセスをご紹介しつつ、成し遂げたいコトを実現させるためのアプローチに関する考えをご紹介したいと思います。人生の岐路に立ち「退路を断つ」位の決意をもって何かを成し遂げようとされている方の参考になればと思います。

「退路を断つ」アプローチ:メリットデメリットの比較

「退路を断つ」コトで得られるメリットとデメリットを考えるにあたって、何を軸に比較すれば良いか悩みました。お金とか行動量、機会損失の有無みたいなものを軸として考えたのですが、人それぞれそで異なる条件なので、単純に比較が出来ません。なので、物質面を外した精神面におけるメリットデメリットのみ考えることにしました。

精神状態の比較(WHY)

「退路を断つ」アプローチと「退路を断たない」アプローチの根っこにある精神的な状況の比較をしてみました。

比較項目 退路を断つ 退路を断たない

W
H
Y

精神状態 心の余裕 × なくなる ある
遊び心 × なくなる ある
楽しさ × なくなる ある

「退路を断つ」と、決意は出来るものの、心の余裕がなくなる方向に働くのではないかと考えました。この心の余裕がなくなると、遊び心や楽しむ心が霞んできてしまうと予想されます。好きこそモノの上手なれとありますが、退路を断つと好きじゃなくなるってしまうかもしれないと考えます。

実現方法と結果の予想比較(HOW・WHAT)

この精神的な状態を根っことして行動すると、次のようにやり方や結果が変わってくると予想します。

比較項目 退路を断つ 退路を断たない

H
O
W



訴求力 自分を納得させる為に訴求力が強まる。
が、自分の都合の良い解釈をしてしまう危険性もある。
ワクワクが止まらない気持ちで訴求力は強まる
アイデア × 精神的なプレッシャーの為、産まれにくくなる 産まれる

W
H
A
T

結果 偽証 × 追い込まれている為、産まれる可能性あり する必要性が無い為、しない可能性が高い
妥協 × 追い込まれている為、妥協をしてしまう可能性あり する必要性が無い為、しない可能性が高い
利便性 × 追い込まれている為、妥協をしてしまう可能性あり する必要性が無い為、しない可能性が高い

訴求力:退路を断つからこそ見えるモノもある

訴求力については一定の効果が得られるという話を聞いているので補足します。退路を断つと、自分が歩もうとした道に対して疑念が沸くらしいです。この疑念と向き合って道を歩むためには自分を納得させる為に理由を考える必要があります。こうして道を歩むために自分を説得した理由が、他者への強い訴求力となるそうです。これは実際に退路を断った人にしか見えてこないモノだと思います。精神的に追いつめられると、異常な判断を導いてしまうリスクもありそうだと思います。退路を断たなくても訴求力は出せる気がするので、必ずしも退路は断たなくてもよいと思います。

アイデア:良いアイデアが産まれなくなる可能性がある

退路を断つと、気合が入ると同時に、早く成果を上げなくてはと焦る気持ちが出てきます。良いアイデアは、追い詰められる精神状態からは、なかなか生み出せるものではないと思います。追い詰められて焦ると、どうしても「結果」を追い求めてしまいます。課題が発生した際も、その課題に向き合う余裕がなく、に見える結果を優先して妥協したり、偽証したりする確率が高くなると予想されます。結果として、誰も欲しくないモノを作り上げて失敗する可能性が高いのではないかと思いました。

結論:「退路を断つ」アプローチは有益ではない

結論としては、「退路は断たない」アプローチのほうが良いという整理に落ち着きました。とはいえ、この結論は「退路を断つ」コトで、自分を追い込んで精神的にネガティブな状況が発生するコトを出発点として整理をしています。ネガティブな気負いが発生していなければこの限りではありません。

今をときめく成功者は「退路を断つ」を選んでいない?

今をときめく成功者の道筋の紹介

昨今の世界における有名企業の創業者達の道筋を見ると面白いです。彼らは第三者から見ると「退路を断つ」アプローチをしているように見えるかもしれませんが、気負いではなくワクワク感を根っこにして成功を手にしているように思います。退路を断たずに、自分のメインの仕事や学業を抱えている傍らでやりたいことを膨らませて、起業という選択肢に至った人が結構多いです。参考までに何人かの成功者の道筋をご紹介します。

ジェフ・ベゾス:Amazonの創業者

ジェフ・ベゾス氏は投資銀行に勤めながらECにチャンスを見出しAmazonを立ち上げました。

ジェリー・ヤン(楊致遠)とデビッド・ファイロ:Yahooの創業者

ジェリー・ヤン氏とデビッド・ファイロ氏は、スタンフォードの電気工学の博士課程に在籍中に授業の合間にYahooの原型である階層的に整理されたポータルサイトを作りました。

マーク・ザッカーバーグ:Facebookの創業者

マーク・ザッカバーグ氏はハーバード大学に在籍中に学生年鑑をネットで閲覧できたら面白そうというアイディアでFacebookの前身となるサイトを立ち上げました。

メインに足を掛けながらサブでやりたいことをやる

上記の有名企業の創業者達のやり方が今現在の世の中で通用するかどうかはわかりませんが、参考になります。彼らは、学校や企業に所属しながら、退路を断たずに「面白いと思うコト」を起こし、広げて、勝ち目が出たときに踏み込むというやり方をしています。「退路を断つ」といったような、性急で大きな舵きりをしているわけではなさそうです。確かにいきなり急カーブで道筋を変えようとすると、自分も周りの環境もついていけなくなってしまうように思います。軟弱者の考えに聞こえるかもしれないですが、メインのコミュニティーに所属しつつ、徐々にやりたいことに向かう時間を大きくしていくことが、上手くいく秘訣なのかもしれないです。

まとめ

今回は、「退路を断つ」アプローチと「退路を断たない」アプローチのメリットデメリットを比較してきました。まとめます。

  • 精神的に気負う「退路を断つ」アプローチは有益ではない
  • 成功者を見ると退路を断っているように見えるかもしれないが、性急な舵きりはしていない
  • 現状の足場を元に少しづつやりたいコトに取り組むのが良い

今、自分が居る環境はこれまでの自分が創ったものです。少なくとも今までの自分との折り合いがあった上で作られた環境です。この環境を性急に全て否定するようなやり方として、「退路を断つ」アプローチをすると、過去の自分を否定することになるかもしれません。なので、今存在する環境に足をつけながら、少しずつ自分や自分の環境を変えていければよいのではないかと私は考えます。

この投稿を記載する中で、そもそも論として「退路」ってなんだろうっていう考えが擡げました。その思考過程と少しずつ自分や自分の環境を変えていく方法は次の投稿でご紹介します。

ご閲覧ありがとうございました。
ではでは(^^)/

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